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今日の為替市場ポイント:米FOMC声明公表前でリスク選好的なドル買い抑制も
2020/6/10 8:44
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*08:44JST 今日の為替市場ポイント:米FOMC声明公表前でリスク選好的なドル買い抑制も 9日のドル・円は、東京市場では108円54銭から107円80銭まで下落。欧米市場でドルは108円25銭まで買われた後、107円62銭まで反落し、107円74銭で取引終了。 本日10日のドル・円は、主に107円台後半で推移か。日本時間11日未明に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明内容を確認する必要があることから、リスク選好的なドル買いはやや抑制される可能性がある。 今回のFOMC会合では、早期の景気回復を実現するためのひとつの手段として、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)の導入について議論されると予想されている。米国政府の大規模な財政出動を受けて、金融当局は追加的な措置を講じるとの見方が広がっている。国債発行の大幅な増加によって長期金利が大幅に上昇することを金融当局は防ぐ必要があるとみられているからだ。日本銀行や豪準備銀行(中央銀行)はすでに導入しているが、米国が導入する場合、対象となる年限は5年、10年、20年、30年と予想される。金融政策としての長短金利操作の有効性については、経済情勢などを考慮して十分に議論することが必要であり、今回のFOMC会合で結論が出る可能性は低いと予想される。 《CS》
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