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日経平均は反落、業績成長期待の大きい銘柄へは押し目買い好機にも

2020/2/3 12:13 FISCO
*12:13JST 日経平均は反落、業績成長期待の大きい銘柄へは押し目買い好機にも  日経平均は反落。223.19円安の22981.99円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えた。新型コロナウイルスによる感染拡大に歯止めがかからず、欧州市場が全面安となる中、1月31日の米国市場ではNYダウが600ドルを超える下落となり、この影響からシカゴ日経225先物清算値は大阪比420円安の22710円と大幅に下落。この流れを引き継ぐ格好から、ギャップスタートとなった。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から23000円を割り込んで始まった日経平均は、その後22775.92円まで下落幅を広げている。ただし、売り一巡後は旧正月明けの上海市場を見極めたいとの模様眺めムードに。注目された上海市場は8.7%安で始まると、サーキットブレーカー発動など過度な警戒感が和らぎ、買い戻しの流れから一時23000円を回復する局面もみられている。  東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは、海運が3%を超える下落となったほか、証券、空運、非鉄金属、その他製品、鉄鋼が軟調。半面、電力ガス、食料品、不動産が小じっかりとなった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>、アステラス薬<4503>、東エレク<8035>、ファミリーマート<8028>が重石。一方で、中外薬<4519>、エーザイ<4523>、味の素<2802>が下支えに。  日経平均はギャップスタートとなったが、テクニカル的なところでは、一目均衡表の雲下限や26週線が支持線として機能する格好での下げ渋りをみせている。明確なボトム形成は確認できてはいないが、同水準が支持線として機能するようであれば、次第に落ち着きもみられてこよう。  一方で、中国は警戒された、サーキットブレーカー発動といった状況にはならなかったが、中国人民銀行は市場や経済への悪影響を緩和する狙いから、公開市場操作で金融市場に約18兆7000億円を供給すると発表。政府は株価安定のために売りが大きく規制されているため、警戒感が拭えたとは言えない状況であろう。  当面、警戒感が根強い状況が続く中、業績等に安心感のある銘柄などへ、長期スパンで対応したいところであろう。先週末に決算を発表したTDK<6762>なども、売り一巡後は下げ幅を縮めてきており、一時プラス圏を回復する動きもみられている。業績成長期待の大きい銘柄へは、足元での急ピッチの調整局面において、押し目買いの好機にもなりそうだ。 《AK》
関連銘柄 9件
2802 東証プライム
6,312
11/22 15:30
+121(%)
時価総額 3,255,294百万円
国内最大手の調味料メーカー。1909年創業。うま味調味料などで国内トップシェア。調味料・食品を主力に、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸等も。ヘルスケアやフード&ウェルネス、ICTなどを成長領域に位置付け。 記:2024/08/23
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
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時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25