マーケット
11/29 15:15
38,208.03
-141.03
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/30 5:58:48
14,612,043
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は反発、米中動向に一喜一憂、安川電やファーストリテ決算控える

2019/10/10 12:10 FISCO
*12:10JST 日経平均は反発、米中動向に一喜一憂、安川電やファーストリテ決算控える  日経平均は反発。99.29円高の21555.67円(出来高概算5億5927万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、中国が米農産物の購入拡大を提案する一方、制裁関税の一部撤回を米国に求めていることが報じられ、10日から始まる米中閣僚級協議への期待から主要3指数は揃って大幅に反発。一方、米中貿易問題を巡る次官級協議に関して、「2日間の議論では主要な問題点について進展がなかった」と日本時間朝方に伝わると、日経平均は売り先行でのスタートになった。その後、中国の劉鶴副首相が両国閣僚級協議のために11日までワシントンに滞在するとの報道が伝わると、海外短期筋などによる指数先物に対する買い戻しの動きが強まり、日経平均は前場中ごろにかけてプラスに転じた。  セクターでは、海運業が1%高になったほか、小売業、ガラス・土石製品、証券・商品先物取引業が上昇した一方で、保険業、その他製品、建設業はさえない。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、旭化成<3407>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、安川電機<6506>、花王<4452>、信越化<4063>が上昇。旭化成は、吉野名誉フェローがノーベル化学賞を受賞した流れで朝方にご祝儀的な買いが先行した。そのほか、前日に上半期決算を発表したイオン<8267>の6-8月期は同16%増益となり、第1四半期の前年同期比30%営業減益に対して想定以上の堅調さが確認されたことから、前日比6%高と大幅に反発。一方、任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>、オリエンタルランド<4661>、三菱UFJ<8306>、ファナック<6954>などはさえない。  米国側が中国との部分的合意に通貨協定を含めることを検討しているといったヘッドラインが伝わり、1ドル=107円70銭台まで進行した円安も現状は一服しており、一段の上値追いに対する期待感は薄まっている。東京市場では、米中貿易摩擦に関連したニュースフローに振らされる場面が目立っており、前場の日経平均の上げ幅は一時100円を超えたが、その後一段の上値追いの動きには至っていない。本日から始まる米中閣僚級協議を前に強弱感が対立するなかで売買ポジションを傾けにくい状況となっていることに加え、大引け後にはファーストリテの期末決算や安川電機の上半期決算も控えている。  増税後の消費動向見通しなどが注目点となる小売株だが、9月既存店がマイナス転換となり相対的な伸び悩みが既に嫌気されているファーストリテに対するマイナスインパクトは限定的となる可能性がある。また、9月初旬から信用倍率1倍割れの売り長の需給状況の続く安川電機は、決算後のアク抜けの展開を見込む向きがあり、景気敏感株の7-9月期決算の行方を占ううえでも再注目されてこよう。本日の前場時点では、両社には買い戻しの動きが優勢となっているようだ。 《AK》
関連銘柄 15件
3407 東証プライム
1,068
11/29 15:30
-3(%)
時価総額 1,488,719百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
3436 東証プライム
1,203
11/29 15:30
-41(%)
時価総額 421,261百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4063 東証プライム
5,554
11/29 15:30
-1(%)
時価総額 11,117,397百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4452 東証プライム
6,514
11/29 15:30
-23(%)
時価総額 3,034,873百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4661 東証プライム
3,538
11/29 15:30
-12(%)
時価総額 6,433,680百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6506 東証プライム
3,919
11/29 15:30
-47(%)
時価総額 1,045,158百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6758 東証プライム
3,007
11/29 15:30
-51(%)
時価総額 18,772,996百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
8,240
11/29 15:30
+30(%)
時価総額 6,313,002百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,887
11/29 15:30
-48(%)
時価総額 3,869,194百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,551.5
11/29 15:30
-55.5(%)
時価総額 40,300,909百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,810
11/29 15:30
+25(%)
時価総額 11,441,459百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8267 東証プライム
3,594
11/29 15:30
-20(%)
時価総額 3,133,698百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
1,792
11/29 15:30
+23.5(%)
時価総額 23,801,335百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
51,110
11/29 15:30
+10(%)
時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17