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6日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で続落、消費関連に売り

2023/2/6 16:55 FISCO
*16:55JST 6日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で続落、消費関連に売り 週明け6日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比24.71ポイント(0.76%)安の3238.70ポイントと続落した。 米長期金利の上昇や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスが嫌気されている。人民銀は6日、リバースレポ取引により、満期分との差引で3730億人民元を市中から引き揚げた。先週も、連日で巨額の資金を吸収している。米中関係の悪化も警戒。米軍は4日、米本土上空に飛来した中国の「大型気球」を撃墜した。中国外交部は5日、「民間の無人飛行船が米国に入ったのは不可抗力」だとし、「撃墜は無責任な行動」と強く非難している。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、消費関連の下げが目立つ。自動車の北汽福田汽車(600166/SH)が3.7%安、百貨店の王府井集団(600859/SH)が2.9%安、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が2.8%安、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が2.4%安、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.3%安、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.8%安、家電の海爾智家(600690/SH)が1.6%安で引けた。中国旅遊集団中免に関しては、通期決算の48%減益も売り材料視されている。 不動産株も安い。新城控股集団(601155/SH)が3.0%、格力地産(600185/SH)が2.6%、金地集団(600383/SH)が2.5%、保利地産(600048/SH)が2.0%ずつ下落した。 ITハイテク関連株もさえない。薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が2.6%安、LED基盤チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.5%安、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が2.1%安、半導体デバイスの上海韋爾半導体(603501/SH)が1.8%安と値を下げた。素材株、医薬品株、金融株、インフラ関連株なども売られている。 半面、発電やガスなど公益株はしっかり。三峡水利電力(600116/SH)が7.8%、楽山電力(600644/SH)が1.3%、新奥天然気(600803/SH)が2.4%ずつ上昇した。空運株や軍事関連株の一角も物色されている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.30ポイント(0.44%)安の296.42ポイント、深センB株指数が7.34ポイント(0.60%)安の1219.26ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》