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21日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で4日ぶり反発、発電・電力設備株に買い

2022/10/21 17:30 FISCO
*17:30JST 21日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で4日ぶり反発、発電・電力設備株に買い 21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比3.88ポイント(0.13%)高の3038.93ポイントと4日ぶりに反発した。 中国当局の景気テコ入れ期待が相場を支える流れ。中国共産党大会の閉幕をあす22日に控える中、景気刺激策が強められるとの見方も広がった。ただ、上値は重い。人民元安の進行がマイナス材料だ。20日の外国為替市場で対米ドルオフショア(本土市場外)人民元は、2010年7月の取引開始以来の安値に接近している。中国本土からの資金流出も懸念された。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、発電・電力設備が高い。華電国際電力(600027/SH)が6.0%、国電電力発展(600795/SH)が4.9%、大唐国際発電(601991/SH)が3.5%、東方電気(600875/SH)が1.9%、保定天威保変電気(600550//SH)が1.5%ずつ上昇した。 インフラ建設関連株も物色される。四川路橋建設集団(600039/SH)が8.9%高、中国交通建設(601800/SH)が4.1%高、中国中鉄(601390/SH)が2.7%高と値を上げた。医薬品株、エネルギー株、空運株も買われている。 半面、半導体株はさえない。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が4.0%安、IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が2.8%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.4%安、半導体デバイスの上海韋爾半導体(603501/SH)が2.3%安で引けた。消費関連株、素材株、自動車株、銀行・保険株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.42ポイント(0.48%)安の293.24ポイント、深センB株指数が1.80ポイント(0.16%)高の1135.64ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》