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AndDo Research Memo(1):2024年6月期第2四半期は売上高及び各利益が過去最高を更新

2024/4/4 16:31 FISCO
*16:31JST AndDo Research Memo(1):2024年6月期第2四半期は売上高及び各利益が過去最高を更新 ■要約 And Doホールディングス<3457>は、不動産売買仲介における日本最大のフランチャイズチェーン網を生かして、顧客ニーズを的確に捉えた業界初のサービス・事業を次々と開発・商品化し、市場に浸透させることに成功してきた。成長強化事業(フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業、不動産売買事業)への積極的な投資を継続することで、さらなる収益拡大を目指している。 1. 業績動向 2024年6月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比39.1%増の35,372百万円、営業利益が同23.4%増の2,158百万円、経常利益が同13.1%増の2,095百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同23.9%増の1,403百万円となった。成長強化事業であるハウス・リースバック事業と不動産売買事業が引き続き牽引役となり、売上高及び各利益は第2四半期累計業績として過去最高を更新した。特に不動産売買事業の伸びが大きく、売上高は同69.4%増、営業利益は同42.1%増となった。大型案件以外の営業強化に取り組み業績の予見性と安定性を高める方針のもと、住宅系の販売が好調に推移したことに加えて、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の際に割安で仕入れた大型物件の売却が順調に進んだことも業績急伸に寄与した。なお、業績が順調に拡大するなか、同社は、2024年2月に2024年6月期第2四半期の連結業績予想を上方修正している。 2024年6月期の連結業績については、売上高で前期比15.8%増の57,370百万円、営業利益で同13.3%増の3,600百万円、経常利益で同7.2%増の3,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同8.2%増の2,376百万円を見込んでいる。2024年6月期第2四半期累計の業績が好調だったことを受け同社は、同四半期の業績予想を上方修正したものの、通期業績予想に変更はない。非中核事業である不動産流通事業を除く全ての事業セグメントで増収増益を見込んでおり、連結ベースの売上高と各利益に関しても前期に続いて過去最高を更新することを見込んでいる。期末に向けても成長強化事業を中心に売上を伸ばし、利益を積み上げる方針だ。2024年6月期第2四半期までの通期業績予想に対する進捗率は、売上高が61.7%、営業利益が60.0%、経常利益が58.2%、親会社株主に帰属する当期純利益が59.1%と総じて予想を上回る進捗を見せており、通期業績予想達成の確度は高いと弊社は見ている。 2. 中古買取再販事業のさらなる強化 同社は今後、不動産売買事業において特に中古買取再販事業に注力する方針だ。現状、不動産売買事業の住宅系売上高に占める中古住宅の割合は約20%(2023年6月期は2,993百万円)となっているが、中古買取再販事業に経営資源を重点的に投入することにより、2029年6月期には売上高350億円、営業人員110人を目指す。なお、同数値は現時点での目標値であり、正式な数値目標は2024年6月期末に公表を予定している。また、事業活動を通じて持続可能な社会の構築へ貢献することもできる。中長期的な企業価値の向上に向けて、中古買取再販事業に注力することにより利益を積み上げ、さらに収益性を高めていく。 3. 中期経営計画 同社は2022年3月、一層の成長と発展による企業価値向上を目指し、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。これまで積極投資を行ってきたフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業に加え、不動産売買事業を成長強化事業として位置付け、成長強化事業のさらなる拡大、「不動産×金融」サービスの深化、高収益体質化の促進、の3つを推進することで、2025年6月期に売上高518.1億円、営業利益41.7億円、経常利益40.0億円、経常利益率7.7%、親会社株主に帰属する当期純利益26.4億円を目指す。また、成長強化事業のうちフランチャイズ事業では累計加盟店舗数865店舗、ハウス・リースバック事業では仕入契約件数月150件ペース、金融事業(リバースモーゲージ保証事業)では提携金融機関100行、不動産売買事業では棚卸資産140億円を達成すべく、施策を実行している。 ■Key Points ・2024年6月期第2四半期は売上高及び各利益が第2四半期累計業績として過去最高を更新。ハウス・リースバック事業、不動産売買事業が牽引役。 ・成長強化事業の伸長により、2024年6月期通期としても過去最高業績の更新を見込む ・成長強化事業のさらなる拡大により高収益体質化を促進し、2025年6月期に売上高518.1億円、経常利益40.0億円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《SO》
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不動産売買仲介「ハウスドゥ」をFC中心に展開。ハウス・リースバック事業、不動産売買事業が柱。リフォーム事業、リバースモーゲージ保証事業等も。リバースモーゲージ保証は保証件数が1600件超と拡大傾向。 記:2024/08/30