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ハウテレビジョン Research Memo(5):2023年1月期は計画を上回る大幅増益で着地

2023/5/19 14:35 FISCO
*14:35JST ハウテレビジョン Research Memo(5):2023年1月期は計画を上回る大幅増益で着地 ■業績動向 1. 2023年1月期の業績(非連結)概要 ハウテレビジョン<7064>の2023年1月期の業績(非連結)は、売上高が2022年1月期比34.9%増の1,543百万円、営業利益が748.8%増の396百万円、経常利益が786.6%増の395百万円、当期純利益が256.5%増の283百万円と大幅増収増益となった。 売上面では新卒サービス「外資就活ドットコム」及び中途サービス「Liiga」とも大幅伸長して高成長を達成した。利益面では大幅増収効果に加えて、費用を抑制したことも寄与した。売上高が34.9%増加したのに対して、費用(原価+販管費)は4.5%増に留まり、費用比率は74.3%で21.6ポイント低下した。営業利益率は25.7%で21.6ポイント上昇した。期初計画(売上高1,700百万円、営業利益300百万円、経常利益280百万円、当期純利益225百万円)に対しては、売上高がやや未達となったものの、生産性向上や経費削減などの効果で各利益は計画を上回る大幅増益で着地した。 2. サービス別動向 サービス別の売上高は、新卒サービス「外資就活ドットコム」が38.5%増の1,242百万円、中途サービス「Liiga」が21.8%増の301百万円だった。新卒サービスでは、新卒(2024年卒業見込)の就職活動が本格化するなかで、トップ企業が集うオンライン企業説明会“JOB Discovery Online”を積極的に実施した。中途サービスでは、オンラインスカウトイベント“Liiga Pitch”を開催し、スカウト流通数・決定数の増加に寄与した。 2023年1月期末時点の新卒サービス「外資就活ドットコム」と中途サービス「Liiga」の合計の累積取引社数は88社(12.4%)増加の796社、累積会員数は85,984人(22.5%)増加の468,961人となった。クチコミ・SNSによる知名度向上に加えて、ジョブ型(専門職)採用需要を見据えた先端IT職への事業ドメイン拡大なども寄与した。 新卒サービス「外資就活ドットコム」の累積送客数(掲載型商品)は380,383人(20.0%)増の2,279,977人、累積スカウト承諾数(配信型商品)は11,345人(68.6%)増の27,891人となった。ダイレクト・リクルーティング・サービスのリニューアル効果も寄与してスカウト承諾数が急増した。 中途サービス「Liiga」のエージェント登録数は191人・社(43.0%)増の635人・社、累積スカウト送付数は571,099回(74.1%)増の1,341,789回、累積マッチング数は16,970回(34.8%)増の65,698回となった。ハイクラス人材を求める採用企業・転職エージェントが増加し、スカウトイベントの実施なども寄与してスカウト送付数及びマッチング数とも急増した。 3. 財務の状況 財務面で見ると、2023年1月期末の資産合計は2022年1月期末比321百万円増加して1,107百万円、負債合計は32百万円減少して367百万円、純資産合計は353百万円増加して740百万円となった。主に、資産では現預金が323百万円増加、負債では有利子負債(長短借入金合計)が120百万円減少、未払法人税等が55百万円増加、純資産では資本剰余金が235百万円増加、利益剰余金が283百万円増加した。この結果、自己資本比率は17.9ポイント上昇して66.7%となった。またキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが468百万円の収入となった。現在は成長過程のため期によって大きな変動も見られるものの特に大きな課題とは言えず、自己資本比率の大幅上昇によって財務の健全性が高まったと弊社では考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
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キャリアプラットフォーム事業を展開。新卒向けプラットフォーム「外資就活ドットコム」、若手社会人向けキャリアプラットフォーム「Liiga」が主力。累積取引社数は930社超。取引社数、会員数は着実増。 記:2024/10/25