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米金利上昇が重荷も売り一巡後は底堅い値動き【クロージング】

2023/11/10 16:06 FISCO
*16:06JST 米金利上昇が重荷も売り一巡後は底堅い値動き【クロージング】 10日の日経平均は反落。78.35 円安の32568.11円(出来高概算16億3000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で利上げ長期化への懸念再燃から売られた流れから、東京市場も売り先行スタート。日経平均は前場中盤には32248.24円まで下押した。ただ、大引け後に決算発表を予定している東エレク<8035>が決算期待から堅調に推移し、他の半導体関連株にも好影響を与えた。日経平均は後場終盤にかけては32598.93円まで戻す場面も見られた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が990に迫り、全体の6割近くを占めた。セクター別では、海運、石油石炭、水産農林、銀行など20業種が上昇。一方、その他製品、精密機器、ゴム製品など13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク、トレンド<4704>、TDK<6762>、セコム<9735>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、リクルートHD<6098>が軟調だった。 前日の米国市場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「必要なら利上げをためらわない」などと発言したことで、金融引き締めの長期化観測が改めて意識され、主要株価指数が下落したことが嫌気された。また、前日に決算を発表したソフトバンクGやホンダ、ソニーG<6758>、日産自<7201>が値を崩したことも投資マインドを悪化させ、日経平均の下げ幅は一時300円を超える場面もあった。ただし、売り一巡後は底堅さが見られており、後場に入ると徐々に下げ渋りを見せた。 日経平均は前日の上昇の反動などから反落して終わったものの、先行きを期待する向きは多い。米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株への再投資することへの期待が相場を支えることになりそうだ。関係者からは、直近でバフェット氏の投資会社が直近でこれまで保有している商社株を買い増した形跡はみられない。このため、商社株以外の銘柄を買っていることが判明すれば、米国投資家への波及効果が期待され、海外勢の買い姿勢が強まることが想定されよう。 《CS》
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6758 東証プライム
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7201 東証プライム
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7267 東証プライム
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8035 東証プライム
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
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時価総額 2,422,587百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
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世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
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時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17