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連日の上昇の反動から利益確定売りが先行【クロージング】

2022/11/25 16:19 FISCO
*16:19JST 連日の上昇の反動から利益確定売りが先行【クロージング】 25日の日経平均は4日ぶりに反落。100.06円安の28283.03円(出来高概算9億9000万株)で取引を終えた。前日の欧州市場が堅調だったことから買い先行で始まったものの、同日の米国市場が感謝祭で休場となり、手掛かり材料に乏しいなか、次第に利益確定売りが膨らんだ。日経平均は後場取引開始直後には、28263.60円まで下げ幅を広げる場面もあった。ただ、米国の利上げペース鈍化観測による米金利低下期待を背景とした押し目買い意欲のほか、時間外取引の米国株先物がしっかりで推移しているため、売り一巡後は次第に模様眺めムードが広がり、28300円辺りでの推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の過半数超を占めた。セクター別では、電気ガス、鉱業、保険、その他金融、銀行など20業種が上昇。一方、ゴム製品、電気機器、医薬品、鉄鋼など13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、キッコーマン<2801>、コナミG<9766>、NTTデータ<9613>、東京海上<8766>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、アドバンテス<6857>が軟化した。 高値警戒感に加え、円相場が一時1ドル=138円台へと円高が進んだため、ハイテク株に値を消す銘柄が増加した。また、中国で再び新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、ファナックや安川電<6506>といった中国関連株も軟調だった。一方、10月の全国百貨店売上高が8カ月連続でプラスとなったほか、政府が全国旅行支援策を年明け以降も継続すると発表したため、小売や空運、陸運といったインバウンド関連株は堅調に推移した。 きょうの東京市場は週末とあって、持ち高調整の売りなども散見され、4日ぶりの反落となった。テクニカル的にも騰落レシオの25日移動平均が買われ過ぎを示唆する120%を超えていることも目先の利益を確保する動きが強まった形だ。ただ、米国の利上げペース鈍化観測が強いなか、一方的に株価下落につながることはなく、買い遅れていた機関投資家などの買いも期待できるとの見方が多い。ただ、来週は米国では、個人消費支出(PCE)物価統計や雇用統計など重要な経済指標の発表が予定されているほか、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の講演もあり、インフレ動向にピークアウトにつながる内容になるのか見極めたいと考えている投資家も多い。 《FA》
関連銘柄 11件
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
5,681
11/22 15:30
+63(%)
時価総額 11,589,240百万円
メガ損保の一角。東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、イーデザイン損害保険などを傘下に収める持株会社。北米を中心とする海外保険事業等も。海外保険事業では競争力の高い商品のグローバル展開などに注力。 記:2024/10/25
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17