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前場に注目すべき3つのポイント~決算集中日、決算を手掛かりとした日替わり的な物色~

2022/5/13 8:26 FISCO
*08:26JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算集中日、決算を手掛かりとした日替わり的な物色~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算集中日、決算を手掛かりとした日替わり的な物色 ■東エレク、22/3営業利益 86.9%増 5992億円、23/3予想 19.5%増 7160億円 ■前場の注目材料:日本精工、独ティッセンクルップとステアリング事業で合弁 ■決算集中日、決算を手掛かりとした日替わり的な物色 13日の日本株市場は、決算集中日となることもあり、全体としてはこう着感の強い相場展開になりそうだ。12日の米国市場はNYダウが103ドル安だった。米国経済が景気後退入りするとの警戒感から売り先行で始まると、高インフレや連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めへの警戒感も強く終日軟調に推移。不透明感が強く荒い展開が続くなか、米長期金利の低下もあって値ごろ感からハイテク株が買われ、ナスダックは小幅高で引けた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の25800円。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まりそうだ。ソフトバンクG<9984>の決算反応については、前日の時点で8%を超える下落となるなど先回り的な動きもあったと見られ、売りが先行するものの下げは限定的だろう。また、同様に指数インパクトの大きい東エレク<8035>についてはコンセンサスを上回る内容だったことから、日経平均の下支えとして機能する可能性に期待したいところだ。 日経225先物はナイトセッションで一時25540円まで売られる場面もあり、不透明感の強い相場展開になるものの、本日は1200社を超える企業の決算発表が予定されていることもあり、週末要因もあって積極的に仕掛けてくる動きは限られそうである。グローベックスの米株先物の動向を睨みながらの展開にはなるものの、基本的には短期的な商いが中心になることから、大きく下押す局面においては、リバウンドを想定した買いも意識しておきたいところだろう。 もっとも物色対象の広がりは期待しづらく、決算を手掛かりとした日替わり的な物色となる。また、決算を控えている企業については、いったんリバランスの動きも入りそうだ。なお、昨日の決算では東エレクのほか、SUMCO<3436>、SANKYO<6417>、日揮HD<1963>、古河電工<5801>、シスメックス<6869>、シチズン<7762>、フジクラ<5803>、NISSHA<7915>、オークマ<6103>、トプコン<7732>辺りが注目されよう。 ■東エレク、22/3営業利益 86.9%増 5992億円、23/3予想 19.5%増 7160億円 東エレク<8035>が発表した2022年3月期業績は、営業利益が前期比86.9%増の5992.71億円だった。2023年3月期業績は、売上高が前期比17.3%増の2兆3500億円、営業利益は同19.5%増の7160億円を計画。コンセンサス(7000億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(11370.96、+6.73) ・シカゴ日経先物は上昇(25800、大阪比+30) ・SOX指数は上昇(2827.21、+15.27) ・VIX指数は低下(31.77、-0.79) ・米原油先物は上昇(106.13、+0.42) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日本精工<6471>独ティッセンクルップとステアリング事業で合弁 ・東エレク<8035>宮城に開発棟、470億円投じ半導体微細・積層化対応 ・カネカ<4118>セメダイン完全子会社、事業構造改革を加速 ・タカラスタンダード<7981>台湾・ベトナムに事務所、海外初拠点、代理店網拡大 ・SUBARU<7270>国内初のEV工場、5年2500億円投資 ・ホンダ<7267>5月の国内生産2割減、中国ロックダウンで部品不足 ・クボタ<6326>北米農機20万台超、巣ごもり需要で小型トラクター人気 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月マネーストックM3(前年比予想:+3.0%、3月:+3.1%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 18件
1963 東証プライム
1,296.5
11/29 15:30
-12(%)
時価総額 336,596百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
3436 東証プライム
1,203
11/29 15:30
-41(%)
時価総額 421,261百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4118 東証プライム
3,458
11/29 15:30
+3(%)
時価総額 228,228百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
5801 東証プライム
6,155
11/29 15:30
+215(%)
時価総額 434,955百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
5803 東証プライム
5,322
11/29 15:30
+42(%)
時価総額 1,574,583百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6103 東証プライム
3,080
11/29 15:30
-55(%)
時価総額 207,931百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6326 東証プライム
1,873
11/29 15:30
-41.5(%)
時価総額 2,203,897百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6417 東証プライム
2,122.5
11/29 15:30
+16(%)
時価総額 551,850百万円
パチンコ・パチスロ機メーカー大手。カードシステムや補給機器、喫煙ブース、内装施工等も。配当性向40%目安。パチンコ新台「Pフィーバー三国戦騎7500」の導入を開始。27.3期売上高2200億円目標。 記:2024/06/18
6471 東証プライム
658
11/29 15:30
-0.1(%)
時価総額 329,000百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6869 東証プライム
3,164
11/29 15:30
-7(%)
時価総額 1,991,336百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
7267 東証プライム
1,291.5
11/29 15:30
-7.5(%)
時価総額 6,819,120百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7270 東証プライム
2,406.5
11/29 15:30
-50(%)
時価総額 1,814,265百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7732 東証プライム
1,590.5
11/29 15:30
-18(%)
時価総額 172,383百万円
総合精密光学機器メーカー。服部時計店精工舎の測量機部門を母体として1932年に設立。測量機器、ICT自動化施工システム、眼科用医療機器等を手掛ける。アイケア事業の収益力強化、低採算事業の整理等に取り組む。 記:2024/10/08
7762 東証プライム
885
11/29 15:30
-5(%)
時価総額 217,710百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
7915 東証プライム
1,623
11/29 15:30
-33(%)
時価総額 82,539百万円
IMD、転写箔、蒸着紙等を手掛ける産業資材が柱。フィルムタッチセンサー、低侵襲医療用手術機器等も。1929年創業。京都府京都市に本社。旧社名は日本写真印刷。産業資材事業では生産性、効率性の改善進む。 記:2024/10/12
7981 東証プライム
1,640
11/29 15:30
-19(%)
時価総額 112,089百万円
総合住宅機器メーカー大手。1912年創業。システムキッチンで国内トップシェア。洗面化粧台、ユニットバス、トイレ等も手掛ける。ショールームに強み。都市部の営業強化図る。27.3期売上高2500億円目標。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
23,310
11/29 15:30
-430(%)
時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17