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後場に注目すべき3つのポイント~短期オーバーシュートに警戒も、突っ込み場面では押し目買いが有効

2021/7/19 12:23 FISCO
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~短期オーバーシュートに警戒も、突っ込み場面では押し目買いが有効 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅に4日続落、短期オーバーシュートに警戒も、突っ込み場面では押し目買いが有効 ・日経平均大幅安もドル・円は109円台後半で下げ渋る ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクG<9984>、同2位がファーストリテイリング<9983> ■日経平均は大幅に4日続落、短期オーバーシュートに警戒も、突っ込み場面では押し目買いが有効 日経平均は大幅に4日続落。418.09円安の27584.99円(出来高概算4億8212万株)で前場の取引を終えている。 前週末16日の米株式市場でNYダウは299.17ドル安(-0.86%)と反落。6月小売売上高は予想外のプラスに改善した一方、7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したため景気回復期待が後退した。また、米国内でも新型コロナウイルスのデルタ株感染が急増していることが売り材料視された。史上最高値付近での高値警戒感からナスダック総合指数も0.80%安と4日続落となった。 こうした米株安に加え、日本国内では週末も新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、東京都では新規感染者数が18日までの5日連続で1000人を超えた。警戒感が一段と強まるなか、本日の日経平均は339.68円安の27663.40円とギャップダウンでスタート。200日移動平均線が位置する27600円台での下げ渋りも見られたが、持ち堪えられず同線を割り込むと、一時は27493.63円まで下げる場面がみられた。 個別では、業績予想の大幅な上方修正やロート製薬との資本提携が材料視されたファーマフーズ<2929>、24年3月期に純利益を21年3月期の3.2倍にするとした日本経済新聞社での社長インタビューが好感されたJVCケンウッド<6632>がそれぞれ急伸し、値上がり率上位にランクイン。そのほか、ほぼ全面安商状のなか、脱炭素銘柄として再注目されているレノバ<9519>やイーレックス<9517>、承認申請している治療薬候補について厚生労働省が19日開く専門部会で審議すると伝わった中外製薬<4519>、神戸物産<3038>などが逆行高となっている。 一方、第1四半期の大幅減益決算が嫌気された岩井コスモ<8707>、業績予想を上方修正も出尽くし感が強まったネットマーケティング<6175>がそれぞれ急落し、値下がり率上位に並んでいる。第三者割当増資による希薄化が警戒されたひらまつ<2764>、新型コロナ感染拡大による外出自粛の業績ダメージが大きい寿スピリッツ<2222>なども大幅に売られている。そのほか、直近値持ちの良かった銘柄や上昇が目立っていた銘柄への利益確定売りが目立っており、パイプドHD<3919>、メイコー<6787>、ダブル・スコープ<6619>が大幅に下落。 主力どころでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、SUMCO<3436>、日立<6501>、ルネサス<6723>、村田製<6981>、ファナック<6954>などの下落率が大きい。 セクターでは全面安となっており、空運業、非鉄金属、鉱業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は9%となっている。 週明けの日経平均は急落して始まった。国内では東京五輪の開催を前に早くも新型コロナの感染第5波が押し寄せてきているようす。先行き不透明感が強まるなか、今週は祝日の関係で国内市場は3営業日と立会日が限られることもあり、積極的な買い手の存在に欠くなか売りに大きく押される展開となっている。 また、米国カリフォルニア州でマスク着用の義務化が再導入されたほか、東南アジアなどでも感染は広がっているようで、日本だけでなく、世界的に新型コロナのデルタ変異株が猛威を振るってきているのは気懸かり。 来週7月最終週からは4-6月期決算が始まる。ただ、決算前のタイミングでこれだけ外部環境の不透明感が強まると、企業側も一層保守的になる可能性があり、業績の上方修正や増配のリリースは控えられそうだ。こうした見方から、決算を期待した先回り買いも期待しにくい。 6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に債券市場で急速に進んだ売り方の買い戻しで、米10年物国債利回りは5カ月ぶりに1.2%台に低下した後、6月の米消費者物価指数(CPI)の発表直後には一時1.4%台にまで戻した。しかし、足元では再び1.2%台にまで低下してきている。依然として需給要因によるところが大きいとは思われるが、さながら世界景気の減速懸念を映しているようで気味が悪い。米長期金利の反発力が鈍いなかでは、景気敏感株の特色が強い日本株への投資姿勢が好転することも期待しづらいだろう。 一方、日経平均は200日線が位置する27673円近辺を割り込んでおり、この水準では押し目買いも入りやすいことから、下落余地は限られてきそうだ。 ただ、日経平均がバブル崩壊後の高値30714.52円を付けた2月16日から5カ月が過ぎている。そろそろ、信用期日の6カ月が近づいており、決算シーズンに入る直前の連休前に、信用買い方の手仕舞い売りなどが出てもおかしくない。短期的にはオーバーシュート気味に27000円くらいまでは突っ込む可能性も考慮して追いおいた方がよいだろう。 しかし、連休前の手仕舞い売りが嵩む今週水曜あたりが需給的には一旦の出尽くしとなり、底値到達感が強まりやすい。日経平均は、27000円近辺では心理的な節目が意識されるほか、週足一目均衡表での雲上限(26550円)も視野に入ってくるため、チャート面でも底値感が意識される。また、この水準ではバリュエーション面でも割安感が出てくる。そのため、連休前の短期的な突っ込みには警戒が必要だが、26550~27000円あたりまで突っ込んだところでは押し目買いが有効となりそうだ。 ■日経平均大幅安もドル・円は109円台後半で下げ渋る 19日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。日経平均の大幅安を意識してドルの上値は重くなったが、一部で安全逃避的なドル買いも観測されており、ドル・円は109円台後半で下げ渋った。ユーロ・円はやや弱含み、129円99銭から129円65銭まで下げる展開。ユーロ・ドルは弱含み、1.1814ドルまで買われたが、1.1798ドルまで反落。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円10銭から109円85銭、ユーロ・円は129円99銭から129円65銭、ユーロ・ドルは1.1814ドルから1.1798ドルで推移。 ■後場のチェック銘柄 ・きずなホールディングス<7086>の、1銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクG<9984>、同2位がファーストリテイリング<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・特になし 【要人発言】 ・加藤官房長官 「現段階では韓国大統領の訪日は確定していない」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
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時価総額 12,631百万円
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時価総額 28,643百万円
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3038 東証プライム
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3436 東証プライム
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3919 東証スタンダード
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時価総額 11,078,425百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
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時価総額 13,517百万円
日本最大級の恋愛マッチングアプリ「Omiai」を運営。アフィリエイト広告主体の広告事業も手掛け、広告主はエステ・人材・金融などが有力。1Qは利益足踏み。米ベインキャピタルがTOB、実現なら上場廃止へ。 記:2022/11/30
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3,751
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時価総額 17,391,770百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
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時価総額 15,439百万円
リチウムイオン二次電池用セパレータの製造、販売を行う。イオン交換膜事業等も手掛ける。売上構成比は車載向けが6割超。欧米、アジア地域のEV用電池メーカーなど新規顧客開拓図る。製品競争力の強化等にも注力。 記:2024/07/28
6632 東証プライム
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時価総額 246,738百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
1,963.5
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時価総額 3,672,953百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6787 東証プライム
9,130
11/29 15:30
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時価総額 244,711百万円
プリント基板の設計・製造を行う。車載向けが主力。両面・多層スルーホール基板、ビルドアップ基板、フレキシブル基板等が主要製品。ハイエンドスマートフォン向け基板の拡販に注力。27.3期売上高2700億円目標。 記:2024/06/24
6861 東証プライム
64,720
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時価総額 15,740,422百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,510
11/29 15:30
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時価総額 4,996,439百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7086 東証グロース
2,111
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時価総額 14,541百万円
家族葬のパイオニア。家族葬のファミーユを中核とする持株会社。グループ直営ホール数は140店舗超。年間20ホールの積極出店方針掲げる。店舗開発は順調。独自のオーダーメイド型葬儀により、葬儀単価の向上図る。 記:2024/05/12
8035 東証プライム
23,310
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時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
2,278
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時価総額 56,980百万円
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9517 東証プライム
618
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-12(%)
時価総額 45,992百万円
相対や取引所を通じて調達した電力を小売販売。自社でバイオマス発電所も。大口の高圧顧客伸ばす。逆ざや販売も解消。ベトナムなどアジア諸国で発電所建設へ。JFEエンジ等4社引受先に第三者割当増資し財務改善。 記:2024/08/26
9519 東証プライム
795
11/29 15:30
+1(%)
時価総額 72,494百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26
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51,110
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時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
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時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17