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アルメディオ、大崎電、AZ丸和HDなど

2023/11/21 15:25 FISCO
<1860> 戸田建 831.3 -40.7大幅続落。前日に明らかになった変更報告書によると、英アクティビストファンドであるシルチェスターの保有比率が従来の9.03%から8.02%に低下している。シルチェスターは同社を含めて複数の建設株の大株主に名を連ねており、今年は大林組に対して特別配当の実施を株主提案している。保有比率の低下とともに、今後の株主価値向上への要求が後退するとの見方になっているようだ。 <6078> バリューHR 1483 +78大幅続伸。大和総研との資本業務提携を発表している。同社の健康管理プラットフォーム「バリューカフェテリアシステム」と、大和総研の基幹業務システムを連動させ、健保業務のさらなる効率化につなげていくことが目的。大和総研を割当先とした70万株の増資も行う計画。一方、発行済み株式数の2.29%に当たる60万株、8億円を上限とした自社株買いの実施も同時に発表。割当増資による希薄化が抑制されることになる。 <9843> ニトリHD 16440 +825大幅続伸。為替市場ではドル安円高が一段と進行、米政策金利がピークに達したとの見方が強まっており、前日のNY為替市場では148円10銭台にまでドル円が下落、東京市場に入って一段と円高が進み、147円70銭台にまで相場が下落している。前日から円安メリットの自動車株などに売り圧力が強まっている一方で、同社など円高メリット銘柄に資金が向かう形となっている。 <6315> TOWA 6980 +320大幅反発。岩井コスモ証券では投資判断を新規に「A」、目標株価を7800円としている。生成AI関連向けの装置需要は24-25年にかけて本格化が見込まれるとし、生成AI時代に成長が期待できる企業と評価しているようだ。ジェフリーズ証券でも投資判断「バイ」継続で、目標株価を6200円から7700円まで引き上げている。中期的なHBM関連需要の拡大見通しなどを反映のもよう。 <7859> アルメディオ 760 -300ストップ安。第三者割当による第9回新株予約権及び第10回新株予約権の発行を発表。割当先はマイルストーン・キャピタル。当該発行による潜在株式数は、第9回が200万株、第10回が100万株で、当初行使価額は、第9回が819円、第10回が1000円に。24年1月に事業開始予定である中国子会社の設備投資資金に主に充当。直近株価急騰の反動もあって、潜在的な株式価値希薄化をネガティブ視される形に。 <7717> Vテク 2400 +182大幅反発。フォトマスク製造装置の受注残が、24年3月期中間決算において過去最高額を更新し、約75億円になったと前日に発表している。半導体・フォトマスク装置事業全体の受注残などは決算で明らかになっているが、成長期待分野の目先の拡大期待などがあらためて材料視される状況となっているもよう。検査時間が短縮でき、省スペースである欠陥検査装置「ディオーネ」が受注残の増加を牽引しているようだ。 <6753> シャープ 1127.5 +98大幅続伸。親会社である鴻海グループとの関係強化を含めた中期経営計画を来年発表すると呉社長が従業員向けメッセージで明らかにしたと前日の引け間際に伝わっている。直後に株価が上昇していたが、本日も期待感が継続する展開となっているようだ。新産業への参入戦略や構造改革などについて議論を重ねているもようであり、大型パネルの生産子会社「堺ディスプレイプロダクト」などの改革期待に関心が向かっているようだ。 <6644> 大崎電 684 +63急伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューも700円から800円に引き上げた。国内スマートメーターが好調で会社側が通期予想を上方修正しているが、さらなる上振れ余地があるとみている。24年3月期営業利益は会社計画43億円に対して50億円、前期比2.2倍を予想。国内ソリューション事業や海外での上位系システムとのセット販売増加など、今後の成長期待も高いとみている。 <9090> AZ丸和HD 1723 -217急落。755万株の公募増資、900万株の売出、最大245万株のオーバーアロットメントによる売出を行うと発表。発行価格・売出価格は11月29日から12月4日までの間に決定。売出人は複数の既存株主となっている。調達資金は物流センターの建設資金などに充当。株式売出の目的は流通株式比率のプライム市場上場維持基準充足を図るためとしている。7.8%の株式価値希薄化、並びに当面の需給悪化を警戒する動きに。 <6674> GSユアサ 2220.5 -269.5急落。1521万9400株の公募増資、228万2900株を上限とするオーバーアロットメントによる売出、並びに、ホンダを割当先とする249万7700株の第三者割当増資を行うと発表。発行価格・割当価格は今後、決定する。BEV用リチウムイオン電池向け新工場の設備投資など、今後の成長資金に振り向けられる。新株発行は最大で現在の発行済み株式数の24.8%となり、株式価値希薄化をマイナス視。 《ST》
関連銘柄 10件
1860 東証プライム
979.9
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 316,172百万円
1881年創業のゼネコン準大手。建築事業が主力。土木事業、海外事業、浮体式洋上風力発電事業等も。丸の内オアゾ、さいたま合同庁舎などで施工実績。海外事業などへの成長投資で事業ポートフォリオの強化を図る。 記:2024/10/07
6078 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 51,464百万円
健康保険組合の保健事業の総合的な運営支援、企業の健康管理支援等を行うバリューカフェテリア事業が主力。健康保険組合の業務支援等も手掛ける。バリューカフェテリア事業では集客力の強化、営業網の拡大を進める。 記:2024/08/06
6315 東証プライム
1,600
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 120,226百万円
半導体製造装置メーカー。京都府京都市に本社。半導体モールディング装置で世界トップシェア。超精密金型の製造・販売等も行う。海外売上比率は8割超。開発リソースへ積極的に資源投入。半導体事業の収益力強化図る。 記:2024/08/09
6644 東証プライム
754
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 36,393百万円
計測制御機器メーカー。電力量計で国内トップシェア。スマートメーターに強み。計器用変成器、配電自動化機器等も手掛ける。海外計測制御事業ではオセアニア向け出荷の増加見込む。27.3期売上高1000億円目標。 記:2024/06/09
2,805
11/22 15:30
+63.5(%)
時価総額 281,751百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6753 東証プライム
1,003
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 652,358百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
7717 東証プライム
2,319
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 23,325百万円
光配向膜露光装置などのFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を手掛ける。シリコンウェーハ用検査装置で高シェア。トマトを軸とするアグリビジネスも。半導体・フォトマスク装置事業は受注残高が増加。 記:2024/06/17
7859 東証スタンダード
318
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 6,616百万円
中国子会社で生産の断熱材が柱。繊維状炭素を用いたナノ製品を育成へ。中国など海外売上高が全体の約9割。光学ドライブの生産からは撤退。国内は工事案件等堅調。中国で太陽光発電製造用ヒータモジュールの受注が拡大。 記:2024/09/20
1,012
11/22 15:30
-26(%)
時価総額 139,641百万円
3PLサービス、輸配送サービス「桃太郎便」などを手掛ける丸和運輸機関を中核とする持株会社。マツキヨココカラ&カンパニー、アマゾンジャパンなどが主要取引先。ラストワンマイル事業では配送エリアが拡大。 記:2024/08/27
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13