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10日の中国本土市場概況:上海総合0.04%高で4日ぶり小反発、ハイテクと医薬に買い

2020/12/10 16:53 FISCO
*16:53JST 10日の中国本土市場概況:上海総合0.04%高で4日ぶり小反発、ハイテクと医薬に買い 10日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.31ポイント(0.04%)高の3373.28ポイントと4日ぶりに反発した(上海A株指数は0.04%安の3535.80ポイント)。 自律反発狙いの買いが優勢。上海総合指数は前日まで急ピッチに下落し、足元では約2週ぶりの安値水準に落ち込んでいた。ただ、指数は安く推移する場面もみられている。米政権が相次ぎ対中制裁を打ち出す中、米中対立が長期化するとの懸念が重しとなった。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。パワーエレクトロニクス用半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が9.1%高、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が7.0%高で引けた。医薬品株もしっかり。国薬集団薬業(600511/SH)が7.3%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が3.1%ずつ上昇した。食品飲料や小売の消費関連株、エネルギー株、不動産株、証券株、インフラ関連株の一角なども買われている。 半面、銀行・保険株はさえない。中国建設銀行(601939/SH)が2.1%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.9%安で取引を終えた。自動車株、素材株、公益株、空運株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.31ポイント(0.13%)高の238.81ポイント、深センB株指数が1.34ポイント(0.13%)高の1038.64ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》