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前場に注目すべき3つのポイント~中小型株の一角には短期筋の自律反発狙いの資金が集中しやすい~

2022/2/25 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株の一角には短期筋の自律反発狙いの資金が集中しやすい~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:中小型株の一角には短期筋の自律反発狙いの資金が集中しやすい ■ダイコク電、22/3上方修正 営業利益9.5億円←8.5億円 ■前場の注目材料:エプソン、国内でロボ増産、EV需要狙い5倍、米中摩擦の影響回避 ■中小型株の一角には短期筋の自律反発狙いの資金が集中しやすい 25日の日本株市場は、米株高を手掛かりに買い先行も、引き続きウクライナ情勢を睨みながらの相場展開になりそうだ。24日の米国市場はNYダウが92ドル高だった。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて朝方は大きく売られる場面が見られた。その後、バイデン大統領が発表した対ロ制裁第2弾はプーチン大統領個人を対象とした制裁やSWIFTシステム、エネルギー関連の制裁が含まれず、厳しいものにならず買戻しが加速。引けにかけて下げを消し、プラスに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円高の26260円。円相場は1ドル115円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになりそうだ。日経平均は直近5営業日で1500円程度下落し昨年来安値を更新していたこともあり、自律反発を狙った動きが意識されやすいだろう。特に米国では半導体株が強い値動きを見せていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさ株などが日経平均をけん引する格好になりそうだ。ただし、ウクライナ侵攻をターゲットとしたショートカバー一巡後は次第にこう着感が強まりやすいと考えられ、買い一巡後は引き続きウクライナ情勢に関連したニュースフローによって値動きの荒さが警戒されるところであろう。 また、大きく切り返したとはいえ、シカゴ先物は安いところで一時25545円まで売られる場面が見られていた。そこからの切り返しでカバーが一巡している可能性もあるため、新たなロングが積み上がってくるようだと、戻り待ちの売り圧力も徐々に強まってくる可能性も意識しておきたいところだ。まずは日経平均の上値抵抗線として機能している5日、25日線辺りをクリアしてくるまでは、慎重姿勢は崩せないだろう。 物色の流れとしてはインデックス売買主導から値がさハイテク株のほか、低迷が続いているマザーズの中小型株の一角には短期筋の自律反発狙いの資金が集中しやすいと考えられる。一方でリバランスの動きからバリュー株は利食いに押される可能性がありそうだ。もっとも、今後3月期末を意識した物色が想定されるなか、バリュー株への押し目買い意欲は強そうである。 ■ダイコク電、22/3上方修正 営業利益9.5億円←8.5億円 ダイコク電<6430>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を8.5億円から9.5億円に上方修正した。新店などの大規模な設備投資を控える厳しい状況が継続しているが、パチンコホールの一部をパチスロ機からパチンコ機に変更する小規模な改装工事の増加により、情報公開端末「REVOLA」など主力製品の販売は堅調に推移した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33223.83、+92.07) ・ナスダック総合指数は上昇(13473.58、+436.10) ・シカゴ日経先物は上昇(26260、大阪比+330) ・1ドル115.50-60円 ・SOX指数は上昇(3399.16、+121.36) ・VIX指数は低下(30.32、-0.70) ・米原油先物は上昇(92.81、+0.71) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・エプソン<6724>国内でロボ増産、EV需要狙い5倍、米中摩擦の影響回避 ・タツモ<6266>半導体装置増産、中国に組み立て工場 ・三井物産<8031>エア・ウォーターと海外産業ガス拡大で提携 ・富士通<6702>5G仮想化基地局を開発、低消費電力と高性能両立 ・シャープ<6753>インドネシアにエアコン新工場 ・日本製鉄<5401>粗鋼生産1億トン体制、アジアでM&A案件厳選 ・帝人<3401>炭素繊維リサイクル、富士加飾と提携、中間材生産・供給 ・小野薬<4528>健康食に参入、マルハニチロと提携、機能性脂質で食品開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.4%) <海外> ・10:00 ウォラー米FRB理事討論会参加 《ST》
関連銘柄 9件
3401 東証プライム
1,316
11/29 15:30
-8(%)
時価総額 260,507百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4528 東証プライム
1,732
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時価総額 863,736百万円
1717年創業の医薬品メーカー。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」、慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」などが主要製品。新薬開発に特化。配当性向40%目途。がん・免疫疾患、中枢神経疾患などが重点研究領域。 記:2024/08/26
5401 東証プライム
3,059
11/29 15:30
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時価総額 2,907,032百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6266 東証プライム
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時価総額 38,515百万円
塗布装置等の半導体装置、半導体製造装置向け搬送装置などを手掛けるプロセス機器事業が主力。表面処理用機器事業、金型・樹脂成形事業も展開。岡山県岡山市に本社。液晶カラーフィルター用塗布装置で高シェア。 記:2024/10/09
6430 東証プライム
3,295
11/29 15:30
-15(%)
時価総額 48,756百万円
パチンコホール向けコンピュータシステム、景品顧客管理システム等の開発・製造・販売を行う。ホールコンピュータ、情報公開機器で設置シェア業界トップ。情報公開端末の新製品「REVOLAII」などの拡販に注力。 記:2024/10/12
6702 東証プライム
2,866
11/29 15:30
+34.5(%)
時価総額 5,935,796百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6724 東証プライム
2,659.5
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時価総額 1,023,966百万円
インクジェットプリンター大手。1942年設立。POSシステム関連製品、ラベルプリンター、液晶プロジェクター、産業用ロボット等も。オフィスプリンティング、商業・産業プリンティングなどを成長領域に位置付け。 記:2024/10/14
6753 東証プライム
960.7
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-22.8(%)
時価総額 624,846百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
8031 東証プライム
3,136
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-48(%)
時価総額 9,493,886百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04