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クオールHD Research Memo(8):中期目標は売上高3,000億円、営業利益250億円

2020/7/2 17:28 FISCO
*17:28JST クオールHD Research Memo(8):中期目標は売上高3,000億円、営業利益250億円 ■中長期の成長戦略と進捗状況 1. 中期成長戦略の全体像 クオールホールディングス<3034>が掲げる中期目標とそれに向けた成長戦略は従来から一貫しており特段変更はない。 中期的な計数目標としては、売上高3,000億円、営業利益250億円という業績目標を掲げている。事業セグメント別では、保険薬局事業の売上高が前期比で1.6倍増となる2,500億円、医療関連事業で同4.1倍増となる500億円とし、営業利益ではそれぞれ125億円を目標としている。医療関連事業の内訳としては、BPO事業で売上高200億円、営業利益40億円、医薬品製造販売事業等の新規事業で売上高300億円、営業利益85億円となる。引き続き保険薬局事業を拡大していくとともに、医療関連事業の規模を一段と拡大し、収益性を高めていくことで、将来的にバランスの取れた収益ポートフォリオの構築を目指していく戦略だ。 保険薬局事業については1)戦略的出店による規模の拡大と、2)薬局の価値創出、の2つの軸で臨む方針で、この点も従来から変更はない。 一方、医療関連事業については、BPO事業、医薬品製造販売事業の売上拡大とともに利益率でも20%以上を目指す意欲的な戦略となっている。BPO事業については、中核の事業会社であるアポプラスステーションのCSO事業拡大に加えて、薬剤師や看護師等の医療系人材紹介派遣事業を戦略的に伸ばしていくことで高成長の実現を目指す。一方、医薬品製造販売事業については、藤永製薬で製造販売する医薬品をグループ内の調剤薬局で積極的に取り扱うことで、事業基盤の強化を図ると同時に、同社が持つ製薬企業とのネットワークを生かしており、製造受託事業を拡大していくことで業容の拡大を図る。また、藤永製薬で事業拡大モデルを構築できれば、更なるM&Aによって成長を加速していく戦略となっている。 以下ではそれぞれの事業セグメントの成長戦略と進捗状況について述べる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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保険薬局を全国展開するクオールを中核とする持株会社。薬局事業が主力。店舗数は940店舗超。後発医薬品等の製薬事業、BPO事業も展開。第一三共エスファを子会社化。薬局事業ではM&Aや新規出店で規模拡大図る。 記:2024/10/11