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11日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、消費関連に買い(訂正)

2024/3/11 17:12 FISCO
*17:12JST 11日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、消費関連に買い(訂正) 下記の通り修正します。 (誤)8日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、消費関連に買い (正)11日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、消費関連に買い(訂正) 週明け11日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比22.44ポイント(0.74%)高の3068.46ポイントと続伸した。昨年11月15日以来、約4カ月ぶりの高値水準を終値で回復している。 経済活動の持ち直しが期待される流れ。中国政府は追加の金融緩和や消費刺激策などを通じ、国内経済を支える方針だ。これまでに報告された主要企業の決算報告では、増益や黒字転換など業績改善が相次いでいる。ただ、上値は限定的。米中対立の警戒感が依然としてくすぶっている。中国で5日開幕した向こう1年間の政策運営方針を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は、きょう11日に閉幕している。恒例だった閉幕後の首相記者会見は、今年から中止となった。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、消費関連株の上げが目立つ。チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が5.4%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.3%高、パン・菓子の桃李麺包(603866/SH)が4.1%高、スーパーの永輝超市(601933/SH)が3.2%高、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が2.9%高、自動車の長城汽車(601633/SH)が2.1%高で引けた。 不動産株も高い。保利発展控股集団(600048/SH)が4.8%、新城控股集団(601155/SH)が4.3%、金地集団(600383/SH)が3.1%、緑地HD(600606/SH)が2.9%ずつ上昇した。住宅都市農村建設部の倪虹・部長は9日の記者会見で、基本的な制度を改革・改善し、在庫住宅の販売を強力に推進する方針を示す一方、経営不安の著しい不動産企業について「破産すべきものは破産し、債務再編すべきものは再編すべき」と発言している。現時点ではポジティブな反応となっているようだ。 医薬株も物色される。康縁薬業(600557/SH)がストップ(10.0%)高、薬明康徳(603259/SH)が5.7%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.1%高、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が2.3%高で取引を終えた。太陽光発電関連株、ハイテク株、素材株、インフラ関連株、証券株、運輸株なども買われている。 半面、石油・石炭のエネルギー株は安い。中国海洋石油(600938/SH)が4.7%、陝西煤業(601225/SH)が3.9%、中国神華能源(601088/SH)が2.6%、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%ずつ下落した。銀行株、公益株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.10ポイント(0.79%)安の263.46ポイント、深センB株指数が7.00ポイント(0.65%)高の1076.31ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》