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15日の香港市場概況:ハンセン1.5%高で反発、内外環境がやや改善

2023/3/15 18:00 FISCO
*18:00JST 15日の香港市場概況:ハンセン1.5%高で反発、内外環境がやや改善 15日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比291.91ポイント(1.52%)高の19539.87ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が120.86ポイント(1.88%)高の6559.86ポイントとそろって反発した。売買代金は1080億5600万香港ドルに縮小している(14日は1308億9530万香港ドル)。 内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。昨夜の米株市場では、金融システム不安がひとまず後退し、米銀の破綻で売り込まれた銀行株が急反発した。インフレ加速の警戒感が薄れる中、米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを落とす――との観測も強まっている。また、取引時間中に中国で公表された1〜2月の各種経済統計は、小売売上高がプラス成長を回復するなど概ね良好な内容だった。市場では、中国経済動向の持ち直しが意識されている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が8.8%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が5.6%高、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)と中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)がそろって4.5%高と上げが目立った。碧桂園服務や龍湖集団など中国不動産については、住宅販売のプラス成長回復が手がかり。同業の銘柄群が軒並み買われた。 ゼネコンやプラント建設、エンジニアリングなどインフラ建設関連も高い。中国中鉄(390/HK)が7.3%、中国交通建設(1800/HK)が5.7%、中国鉄建(1186/HK)が5.5%、中リョ国際工程(2068/HK)が10.9%、中国冶金科工(1618/HK)が7.4%ずつ上昇した。今年1〜2月の都市部・固定資産投資は前年同期比で5.5%増加し、市場予想も上回っている。 自動車セクターもしっかり。華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.9%高、理想汽車(2015/HK)が2.7%高、吉利汽車HD(175/HK)が2.4%高、比亜迪(1211/HK)が2.1%高と値を上げた。 中国金融セクターも物色される。招商銀行(3968/HK)が3.2%高、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が3.1%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.9%高、中国人寿保険(2628/HK)が3.5%高、中国平安保険(2318/HK)が3.1%高で取引を終えた。 本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.55%高の3263.32ポイントで取引を終了した。インフラ建設関連株が高い。不動産株、金融株、素材株、医薬品株、エネルギー株、公益株、海運株なども買われた。半面、通信・ネットワーク関連の一角は売られている。 亜州リサーチ(株) 《CS》