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3日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で反発、テック指数2.1%上昇

2023/3/3 18:00 FISCO
*18:00JST 3日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で反発、テック指数2.1%上昇 3日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比138.08ポイント(0.68%)高の20567.54ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が82.42ポイント(1.20%)高の6939.62ポイントそろって反発した。売買代金は1057億8350万香港ドルと低水準が続いている(2日は1105億820万香港ドル)。 中国景気の持ち直しが意識される流れ。取引時間中に公表された今年2月の財新中国サービス業購買担当者指数(PMI、民間集計)は55.0に達し、市場予想(54.5)以上に前月(52.9)から改善した。中国の経済対策に対する期待も根強い。国政助言機関の全国政治協商会議は4日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は5日に開幕する。また、積極的な米金利引き上げの警戒感が後退したこともプラス。米金利高による世界経済成長鈍化の不安も薄らいだ。ただ、中国の政策動向を見極めたいとするスタンスも漂っている。指数はやや上げ幅を削った。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が5.3%高、石油・化学大手の中国石油化工(386/HK)が4.1%高、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が3.8%高と上げが目立った。百度や京東などネット株に買いが先行する中、ハンセン科技(テック)指数は2.1%高と他の指数をアウトパフォームしている。 ゼネコンや建機などインフラ建設セクターも高い。中国交通建設(1800/HK)が7.8%、中国鉄建(1186/HK)と中国中鉄(390/HK)がそろって4.9%、中国建築国際集団(3311/HK)が4.0%、中国龍工HD(3339/HK)が4.1%、中聯重科(1157/HK)が1.3%ずつ上昇した。 中国発電セクターもしっかり。華電国際電力(1071/HK)が6.2%高、華潤電力HD(836/HK)が4.6%高、華能国際電力(902/HK)が3.6%高、中国電力国際発展(2380/HK)が3.1%高で引けた。 中国不動産セクターも物色される。旭輝(884/HK)が6.8%高、華潤置地(1109/HK)が3.2%高、合景泰富地産HD(1813/HK)が2.9%高、雅居楽集団(3383/HK)が2.7%高で取引を終えた。 半面、医療機器・医薬品セクターは安い。上海微創医療機器人集団(2252/HK)が4.8%、微創医療科学(853/HK)が3.9%、康希諾生物(6185/HK)が2.3%、中国神威薬業集団(2877/HK)が2.1%ずつ下落した。 一方、本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.54%高の3328.39ポイントで取引を終了した。通信・ネットワーク株が高い。インフラ関連株、エネルギー株、不動産株、公益株、運輸株、半導体株、銀行株なども買われた。半面、酒造株は安い。素材株、医薬品株、保険株、IT関連株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》