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13日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で続落、リオープン銘柄は高い

2023/2/13 18:00 FISCO
*18:00JST 13日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で続落、リオープン銘柄は高い 週明け13日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比26.00ポイント(0.12%)安の21164.42ポイントと小幅続落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は18.26ポイント(0.26%)高の7144.45ポイントと反発した。売買代金は1120億7400万香港ドルとなっている(10日は1197億8100万香港ドル)。 米金利高が嫌気される流れ。米ミシガン大学が公表した1年先の期待インフレ率が前回の3.9→4.2%に加速する中、10日の米債券市場では、米10年債利回りの上昇が続き、今年最高水準に達している。ただ、下値は限定的。中国指標の改善が相場を下支えしている。10日引け後に発表された1月の中国金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想を大幅に上回り、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも上振れた。中国景気の持ち直しが改めて意識されている。本土株指数は引けにかけて上昇に転じ、ハンセン指数も一時プラス圏に浮上した。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、香港不動産の下げが目立つ。領展房地産投資信託基金(823/HK)が12.8%安、新世界発展(17/HK)が6.7%安、恒基兆業地産(12/HK)が4.8%安で引けた。米金利高が逆風。香港は金融政策で米国に追随するだけに、域内金利の上昇も懸念された。取引再開した香港リート(不動産投資信託)の領展に関しては、投資主割当増資の実施方針も売り材料視されている。 中国発電セクターもさえない。華能国際電力(902/HK)が3.7%、龍源電力集団(916/HK)が3.1%、中国電力国際発展(2380/HK)が2.0%、華電国際電力(1071/HK)が1.9%ずつ下落した。 半面、飲食や旅行などリオープン(経済再開)関連の銘柄群はしっかり。海倫司国際HD(9869/HK)と呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)がそろって8.6%高、華潤ビールHD(291/HK)が4.9%高、百威亜太HD(1876/HK)が3.1%高、中国南方航空(1055/HK)と中国国際航空(753/HK)が5.1%高、同程旅行HD(780/HK)が3.4%高、携程集団(9961/HK)が1.1%高で取引を終えた。 ゼネコンや建機、セメントのインフラ建設セクターは物色される。中国交通建設(1800/HK)が2.5%高、中国鉄建(1186/HK)が1.2%高、中聯重科(1157/HK)が10.1%高、中国龍工HD(3339/HK)が4.7%高、安徽海螺水泥(914/HK)が4.8%高、華潤水泥HD(1313/HK)が1.6%高と値を上げた。 一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.72%高の3284.16ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。旅行関連株、インフラ関連株、ハイテク株、医薬品株、保険・証券株、メディア・娯楽株なども買われた。半面、銀行株は安い。不動産株、公益株、石炭株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》