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30日の香港市場概況:ハンセン2.7%安で4日ぶり反落、テック指数は4.8%下落
2023/1/30 18:00
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*18:00JST 30日の香港市場概況:ハンセン2.7%安で4日ぶり反落、テック指数は4.8%下落 週明け30日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比619.17ポイント(2.73%)安の22069.73ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が277.54ポイント(3.57%)安の7496.07ポイントとそろって4日ぶりに反落した。売買代金は2032億4760万香港ドルに拡大している(27日は972億5010万香港ドル)。 売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数は先週、中国のリオープン(経済再開や春節(旧正月)期間中の消費活況などを手がかりに急伸し、足もとで約11カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。また、あす31日、今年1月の中国PMI(国家統計局などが集計)が公表されることも気がかり材料となっている。本土株の上げ幅縮小を横ににらみながら、香港の各指数は引けにかけて下げ幅を拡大した。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.8%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成銘柄30のうち下落27)。個別では、不動産開発業者向けソフトウエアの明源雲集団HD(909/HK)が9.0%安、医療アプリの平安健康医療科技(1833/HK)が8.8%安、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が8.5%安と下げが目立っている。 中国不動産セクターも安い。碧桂園HD(2007/HK)が8.3%、万科企業(2202/HK)が6.9%、龍湖地産(960/HK)が5.7%、広州富力地産(2777/HK)が4.0%ずつ下落した。春節連休中の物件販売低調を嫌気。調査会社CRICのデータによると、主要40都市の21〜27日住宅成約面積は前年同期比で14%減少した。新型コロナウイルス流行前の2019年同期との比較では32%減少。中でも、一線、二線都市の落ち込みが目立ったという。 映画やカジノ、外食、旅行代理店、エアラインなど「リオープン」銘柄も急落。アイマックス・チャイナHD(1970/HK)が10.1%安、阿里巴巴影業集団(1060/HK)が9.1%安、永利澳門(1128/HK)が7.8%安、澳門博彩HD(880/HK)が6.7%安、九毛九国際HD(9922/HK)が10.0%安、海底撈国際HD(6862/HK)が6.9%安、携程集団(9961/HK)が6.8%安、同程旅行HD(780/HK)が6.6%安、中国東方航空(670/HK)が4.9%安、中国国際航空(753/HK)が4.3%安で取引を終えた。 一方、本土市場は4営業日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.14%高の3269.32ポイントで取引を終了した。自動車株が高い。素材株、軍事関連株、銀行株、食品・酒造株なども買われた。半面、エネルギー関連の銘柄は安い。公益株、医薬品株、空運株、不動産株、保険・証券株、半導体株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》
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