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14日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で3日ぶり反落、電力と医薬に売り

2022/9/14 16:51 FISCO
*16:51JST 14日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で3日ぶり反落、電力と医薬に売り 14日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比26.26ポイント(0.80%)安の3237.54ポイントと3日ぶりに反落した。 米利上げ加速が懸念される流れ。米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る上昇率となったことを受け、米金融当局は大幅利上げを継続するとの見方が市場に広がった。利上げ加速が世界景気を冷やすと不安視されている。外国為替市場で、対人民元の米ドル高が再び進行している点もマイナス。資金流出懸念もくすぶっている。米中関係のさらなる悪化も警戒された。米国の大手メディアは、「米政府は中国の台湾進攻を抑止するため、対中制裁を検討しているもよう」などと報じている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、発電・電力設備の下げが目立つ。中節能風力発電(601016/SH)と楽山電力(600644/SH)がそろって1.8%安、中国核能電力(601985/SH)が1.7%安、国電南瑞科技(600406/SH)が3.3%安、特変電工(600089/SH)が2.7%安で引けた。 医薬品株も安い。北京同仁堂科技発展(1666/HK)が2.9%、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.0%、薬明康徳(603259/SH)が1.3%ずつ下落した。 金融株もさえない。投資銀行大手の中国国際金融(601995/SH)が9.2%安と下げた。同社は13日引け後、A・H株の株主割当増資計画を発表。A・H株の既存株主に対し、10株保有につき3株の比率で新株を割り当て、総額270億人民元(約5630億円)を調達する計画だ。このほか、食品・酒造株、小売株、素材株、インフラ関連株、ハイテク株、金融株なども売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.90ポイント(0.28%)安の313.69ポイント、深センB株指数が3.24ポイント(0.27%)安の1212.22ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》