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13日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で小反落、薬明生物は20%下落
2022/9/13 18:00
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*18:00JST 13日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で小反落、薬明生物は20%下落 休場明け13日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比35.39ポイント(0.18%)安の19326.86ポイントと反落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は4.91ポイント(0.07%)高の6633.05ポイントと小幅続伸した。売買代金は949億8590万香港ドルとなっている(9日は922億7750万香港ドル)。 中国の行動制限継続が懸念される流れ。新型コロナウイルスの新規感染者数は国内で減少しつつあるものの、一部地域ではロックダウン(都市封鎖)が続いている。市内の複数大学でクラスターが発生した北京市では、コロナ防疫措置が強化された。米国の物価指標発表も気がかり。今夜発表される8月の米消費者物価指数(CPI)に関しては、2カ月連続で伸びが鈍化する見込みだが、結果次第では、金融引き締めが加速する恐れもある。もっとも、下値は限定的。休場中の海外株高が追い風となったほか、中国の景気テコ入れスタンスも材料視され、ハンセン指数もプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が19.9%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.5%安、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(9618/HK)が4.1%安と下げが目立った。薬明生物技術については、売上の約50%を占める北米事業の先行きが不安視されている。バイデン米大統領は12日、バイオテクノロジー関連産業の国内回帰を促す大統領令に署名した。中国依存を低減する狙いがあるとされている。 セクター別では、中国の発電が安い。華能国際電力(902/HK)が6.0%、華電国際電力(1071/HK)が5.9%、中国電力国際発展(2380/HK)が4.7%、華潤電力HD(836/HK)が4.6%ずつ下落した。 半面、エアラインや旅行代理店、カジノなどレジャー関連銘柄は物色される。中国南方航空(1055/HK)が2.4%高、中国国際航空(753/HK)が1.8%高、同程旅行HD(780/HK)が4.7%高、携程集団(9961/HK)が2.1%高、美高梅中国HD(2282/HK)が7.1%高、永利澳門(1128/HK)が6.1%高と値を上げた。マカオ・カジノに関しては、既存業者のライセンス獲得見通しもプラス。マカオではあす14日、2023年からのカジノ事業者ライセンス取得に向けた入札が締め切られる。既存のライセンス保有者6社が応札したほか、新規事業者の申請はなかったもようだ。 一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.05%高の3263.80ポイントで取引を終了した。自動車株が高い。酒造・食品株、銀行・保険株、空運株、小売株、物流関連株、軍事関連株なども買われた。半面、不動産株は安い。医薬品株、半導体株、エネルギー株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》
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