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24日の香港市場概況:ハンセン3.2%安で急反落、科技指数4.3%下落で安値更新

2022/2/24 18:00 FISCO
*18:00JST 24日の香港市場概況:ハンセン3.2%安で急反落、科技指数4.3%下落で安値更新 24日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比758.72ポイント(3.21%)安の22901.56ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が286.32ポイント(3.44%)安の8030.90ポイントとそろって急反落した。売買代金は1769億5660万香港ドルに拡大している(23日は1149億8830万香港ドル)。 内外の不安材料で投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。ウクライナ情勢の緊迫化や、香港の新型コロナウイルス感染再拡大が売り材料視された。取引時間中に、「ロシア軍は24日、ウクライナに対し軍事行動を開始した」と伝わり、主要な各指数は一段安となっている。原油や非鉄、穀物などの商品が急騰する中、景気下押しの圧力も意識された。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技指数は4.3%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成銘柄30のうち下落29)。指数公表以来の安値を再び更新している。個別では、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が8.6%安、クラウドサービスの微盟集団(ウェイモブ:2013/HK)が8.0%安、Eコマース中国大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が4.8%安と下げが目立った。 マカオ・カジノも安い。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が6.1%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が4.8%、新濠国際発展(メルコ・インターナショナル:200/HK)が4.2%ずつ下落した。 中国不動産セクターも急落。世茂集団HD(813/HK)が11.3%安、融創中国HD(1918/HK)が8.7%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が6.9%安、中国金茂HD(817/HK)が6.7%安と値を下げた。 中国自動車セクターもさえない。小鵬汽車(9868/HK)が7.2%安、長城汽車(2333/HK)が5.5%安、吉利汽車HD(175/HK)が4.8%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が4.6%安で引けた。電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車に関しては、納車遅延を巡り、契約者からクレームが殺到したなどと報じられたことも嫌気されている。 他の個別株動向では、取引所運営の香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が5.4%安。昼に公表した通期決算の下振れが嫌気された。後場に下げ幅を広げている。 本土市場も反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.70%安の3429.96ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。不動産株、金融株、医薬品株、ハイテク株、素材株、インフラ関連株、運輸株なども売られた。半面、石油・石炭株は高い。軍事関連株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《FA》