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2日の中国本土市場概況:上海総合1.1%安で続落、資源・素材に売り

2021/11/2 17:22 FISCO
*17:22JST 2日の中国本土市場概況:上海総合1.1%安で続落、資源・素材に売り 2日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比38.85ポイント(1.10%)安の3505.63ポイント(上海A株指数は1.10%安の3673.95ポイント)と続落している。約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。 景気先行きを不安視した売りが続く流れ。新型コロナウイルス感染が中国で再拡大しつつある中、各地で行動規制が強化された。北京冬季オリンピックの開催を来年に控えていることもあり、政府は「ゼロコロナ政策」を推進している。経済活動の停滞が懸念される状況だ。中国経済対策の期待感などで指数は小高く推移する場面がみられたものの、上昇の勢いは続かず、下げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、景気動向に敏感な資源・素材が安い。中国神華能源(601088/SH)が2.4%、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%、宝山鋼鉄(600019/SH)が3.6%、中国アルミ(601600/SH)が3.0%、華新水泥(600801/SH)が3.2%ずつ下落した。 金融株もさえない。招商銀行(600036/SH)が3.5%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.7%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.6%安で引けた。公益株、不動産株、医薬品株、インフラ関連株の一角なども売られている。 半面、自動車株はしっかり。広州汽車集団(601238/SH)が2.3%高、上海汽車集団(600104/SH)が1.3%高で取引を終えた。半導体株、酒造株、食品株、空運株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.67ポイント(1.34%)安の270.55ポイント、深センB株指数が14.25ポイント(1.22%)安の1152.51ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《NH》