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GセブンHD Research Memo(2):車関連事業と業務スーパー事業が収益柱

2022/11/28 15:42 FISCO
*15:42JST GセブンHD Research Memo(2):車関連事業と業務スーパー事業が収益柱 ■事業概要 G-7ホールディングス<7508>の事業セグメントは、車関連事業、業務スーパー事業、精肉事業、その他事業の4つの事業セグメントで開示している。2023年3月期第2四半期累計の事業別売上高構成比を見ると、売上高は車関連事業で21.7%、業務スーパー事業で54.6%、セグメント利益は車関連事業で22.5%、業務スーパー事業で74.5%となり、両事業が主軸事業となっている。また業務スーパー事業、精肉事業とその他に含まれるこだわり食品・プライべートブランド事業や「めぐみの郷」「リコス」を加えると、売上高の8割弱が食品小売事業となる。 1. 車関連事業 車関連事業は、「オートバックス」のフランチャイジーでカー用品販売、メンテナンスなどを展開する(株)G-7・オート・サービスを中心に、バイク用品の販売・メンテナンスを行う「バイクワールド」を運営する(株)G-7バイクワールド、マレーシアで「オートバックス」のフランチャイジー展開及び「バイクワールド」を運営するG7 RETAIL MALAYSIA SDN.BHD.、自動車輸出販売事業を展開する(株)G-7.CrownTradingの4社で構成されている。 売上高の8割強はオートバックス関連で占められ、2022年9月末時点のオートバックス関連の店舗数は国内76店舗(オートバックス69店舗、オートバックスエクスプレス7店舗)、マレーシア3店舗となり、オートバックスグループ(国内588店舗、海外71店舗)のなかでは最大規模のフランチャイジーとなっている。国内の出店エリアは兵庫県、京都府、福井県、岡山県、広島県、千葉県、茨城県で、なかでも兵庫県には全体の約5割となる39店舗を出店している。従業員1人当たりの生産性や売上総利益率、在庫回転率などを重視した店舗運営を徹底しており、オートバックスグループのなかでも高い収益性を維持している。そのほか、「BPセンター」(鈑金・塗装)9店舗、新車・中古車買取販売の「スズキカーズ大阪」1店舗などを展開している。 「バイクワールド」は、2022年9月末時点で国内15店舗、マレーシア3店舗の合計18舗を展開している。国内では資本業務提携先のバイク王&カンパニー<3377>とコラボ出店を進めている。また、2017年に子会社化したG-7.CrownTradingは東南アジア向けを中心に自動車の輸出販売を行っており、売上構成比はそれぞれ1割弱となっている。 そのほか、G-7・オート・サービスでたい焼き専門店「やまや本舗」3店舗、コインランドリーショップ「マンマチャオ」6店舗をフランチャイジー展開しているほか、2020年から新業態として開始したアウトドア用品専門店「FIELD SEVEN」を「オートバックス」店舗に併設して4店舗出店している。 2. 業務スーパー事業 業務スーパー事業は、「業務スーパー」のフランチャイジー展開をする(株)G-7スーパーマートの事業となる。出店エリアは関東、中部、関西、九州、北海道で、2022年9月末時点の店舗数は178店舗と業務スーパーグループ(987店舗)のなかで最大規模を誇る。地域別店舗数を見ると、関東が70店舗(東京19、神奈川17、埼玉20、千葉14)と最も多く、次いで中部39店舗(愛知26、三重8、岐阜5)、関西34店舗(兵庫23、大阪11)、九州24店舗(福岡17、熊本5、長崎2)、北海道11店舗となっている。1人当たり生産性や在庫回転率を重視した店舗収益力を強みに店舗数を拡大しており、特に2020年以降は九州での出店を加速させている。 3. 精肉事業 精肉事業は、2015年に子会社化した(株)G-7ミートテラバヤシの事業となり、精肉小売店「お肉のてらばやし」を全国に展開している。子会社化以降は「業務スーパー」または「めぐみの郷」のテナントとして出店を積極化している。また、2020年4月に精肉卸・小売販売事業を行うアンデス食品(株)を連結子会社化している(同年7月に吸収合併しアンデス食品事業部となる)。アンデス食品は首都圏で主に飲食業界や給食、総菜業界向けに卸販売しており、一部小売販売も行っている。 2022年9月末時点の店舗数は「お肉のてらばやし」が157店舗、アンデス食品が14店舗の合計171店舗となっている。地域別店舗数を見ると、関東が72店舗と最も多く、次いで関西(兵庫県、大阪府)36店舗、東海(愛知県、三重県、岐阜県)27店舗、九州(福岡県、熊本県、佐賀県)19店舗、北海道10店舗等となっている。「お肉のてらばやし」に関しては全体の約9割が「業務スーパー」や「めぐみの郷」等のグループ店舗内の出店となっている。 4. その他事業 その他事業には、農産物直売所「めぐみの郷」を運営する(株)G7アグリジャパン、ミニスーパー「リコス」を運営する(株)G-7リコス・ストアズ※、こだわり食品・プライベートブランド事業を展開する(株)G7ジャパンフードサービス、女性向け健康体操教室「カーブス」((株)カーブスジャパン)や自転車販売店「トレジャーサイクル」を運営する(株)G7リテールジャパンなどの事業が含まれる。 ※2020年4月にユニー(株)から80.0%の株式を取得して子会社化、2022年4月に残り20.0%の株式を追加取得し完全子会社化したことに伴い、社名を(株)99イチバから変更した。また、店舗名も「miniピアゴ」から「リコス」に改称した。 「めぐみの郷」については、2022年9月末時点で37店舗を出店している。地域別店舗数を見ると、関西に23店舗(兵庫17、大阪4、奈良2)、関東に14店舗(東京7、千葉3、埼玉3、神奈川1)となっており、37店舗中27店舗が「業務スーパー」内での出店となる。また販売方法は関西圏で委託販売方式(販売額の約2割を手数料収入として売上計上)、関東圏では生産者との直接のネットワークがないため買取販売方式(卸販売事業者からの仕入販売)を採用している。 ミニスーパー「リコス」は東京都、神奈川県で展開しており、2022年9月末時点で65店舗(東京52店舗、神奈川13店舗)を出店している。売上規模は1店舗当たり年間2億円弱程度で、利益率も「業務スーパー」と比較すると低く、収益力の向上が課題となっている。 こだわり食品・プライベートブランド事業では、地域の名産品・特産品を発掘し百貨店や専門店、ECショップなどで販売しているほか、冷凍食品や加工食品等を中心に各種PB商品の開発・製造・販売を行っている。 そのほか、フランチャイジーとして女性向け健康体操教室「カーブス」を25店舗(神奈川県)運営しているほか、2021年7月に新業態となる自転車販売店「トレジャーサイクル」を1店舗運営している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SI》
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3377 東証スタンダード
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時価総額 7,857百万円
バイク専門店チェーン。中古バイクの買取や販売の「バイク王」を全国展開。オークションや出張買取、海外販売も行う。広告宣伝費の積極投下などにより、23.11期通期は業績苦戦。24.11期は営業黒字転換計画。 記:2024/01/27
7508 東証プライム
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時価総額 61,073百万円
食料品店「業務スーパー」やカー用品店「オートバックス」の有力FC。精肉事業やミニスーパー事業「リコス」等も展開。特別利益計上。特別損失減少。24.3期3Qは増収、最終増益。対通期計画への進捗は順調。 記:2024/02/04