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ダイキアクシス Research Memo(6):住宅機器関連事業は「安定」から「成長」への転化を図る

2022/11/2 15:26 FISCO
*15:26JST ダイキアクシス Research Memo(6):住宅機器関連事業は「安定」から「成長」への転化を図る ■ダイキアクシス<4245>の事業概要 2. 住宅機器関連事業 住宅機器関連事業は、従来の「安定」から「成長」への転化を図る。未開拓地域への営業強化によるエリア攻略、Eコマースによるリフォーム市場における事業機会の獲得や新たな商材の取り扱いを進め、集中購買制の採用による利益率の改善を図る。2022年12月期第2四半期の住宅機器関連事業の売上高内訳は、建設関連業者等が64.2%、ホームセンターリテール商材が11.2%、住機部門工事が24.5%であった。新設したEコマースは、揺籃期のため0.1%にとどまる。従来型の卸売は商圏が近畿・中国・四国地域に限定されるが、Eコマースは全国に広げた。 (1) Eコマースサイト「deki×tano」 2022年1月にEコマースサイト「deki×tano」を開設した。同サイトは、自宅の壁や棚、トイレのリフォームといった住宅設備のリフォームをプロに依頼、あるいは自分でDIYすることが可能となるサービスである。サイトでは、表示がDIY商品と工事見積商品に分かれている。DIY商品は自分で設置工事を行うことが可能な商品であり、工事見積商品は設置工事が必要で同社に工事依頼可能な商品となる。自分でリフォームするときは、注文前にスマートフォンアプリの「LINE」上で友だち追加の操作を行ったうえで希望するDIY商品と設置場所の写真をLINEで送ると、選んだ商品が設置可能かどうかの回答が得られる。DIY商品の取り付けを自分で行えなかった場合は、同社サポートがアフターフォローする。または、途中からプロに依頼することも可能としている。 (2) 特殊商材(環境配慮型商材) 同社は、差別化商品となる環境配慮型特殊商材に注力している。木構造体KES工法(接合金物工法)は、地域のゼネコン・工務店が施工することができる工法で、同社は同工法を用いて建設地域の木材を使用した中・大規模木造体を提供している。耐震性に優れており、全国の木造公共施設、幼稚園の建物にも採用されている。木製水槽は、地元の木材を使って製造する木製水槽である。断熱・保温性能が高く、意匠性、メンテナンス性にも優れ、60年以上の耐久性がある。環境パイル工法は、間伐材を活用した木製杭を地盤補強材として使用する地盤改良工法で、セメントや鉄を用いた地盤改良に比べ環境負荷が低いうえ、間伐材の有効利用にも貢献できる。除湿型放射冷暖房システムは、機械的な風を起こさない体に優しい冷暖房を実現する。ラジエータの中で冷水・温水を循環させることで、放射と自然対流による自然な温度変化で安定した涼しさ・暖かさを作ることができる。既に体育館での設置例がある。解体後は、再生紙やウッドチップとして再利用が可能だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《NS》
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環境機器メーカー。排水処理を中核に、住宅機器の提供、再生可能エネルギーの売電などを展開。住宅機器関連事業は売上堅調。住宅設備・建築資材が大幅増。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/02/25