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ミロク情報 Research Memo(5):有利子負債の削減が進み自己資本比率は50%台に回復

2022/7/25 16:05 FISCO
*16:05JST ミロク情報 Research Memo(5):有利子負債の削減が進み自己資本比率は50%台に回復 ■ミロク情報サービス<9928>の業績動向 3. 財務状況と経営指標 2022年3月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比528百万円増加の43,487百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が1,006百万円減少し、固定資産ではのれんが249百万円減少した一方で、ソフトウェア資産(ソフトウェア仮勘定含む)が903百万円、投資有価証券が341百万円それぞれ増加した。 負債合計は前期末比1,671百万円減少の20,856百万円となった。未払法人税等が525百万円、賞与引当金が462百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債が3,321百万円減少した。有利子負債の減少のなかには、2021年3月期にコロナ対策で調達した借入金の返済も含まれている。純資産合計は同2,199百万円増加の22,630百万円となった。配当金支出で1,155百万円、自己株式の取得で1,000百万円が減少要因となったが、親会社株主に帰属する当期純利益4,517百万円の計上により利益剰余金が増加した。 経営指標を見ると、有利子負債の減少により有利子負債比率が前期末の24.1%から7.1%に低下したほか、自己資本比率も51.0%と50%を上回る水準まで回復した。ネットキャッシュも黒字を確保しており、財務の健全性は確保されているものと判断される。なお、同社は2023年満期のユーロ円建転換社債型新株予約権付社債110億円を発行しており、その転換価額は3,022円(2022年4月1日以降適用)となっている。株価が満期日までに転換価額を上回らなければ110億円を償還することになるが、新たな資金調達を行わない場合は負債が減少し、自己資本比率が上昇することになる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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財務会計・税務システムを中心とするERP(統合業務管理)製品の販売等を行う。会計事務所、中堅・中小企業向けが中心。会計事務所向け、中小企業向け各種業務システムは販売順調。2028年度売上高600億円目標。 記:2024/06/07