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エレマテック Research Memo(5):手元の現預金は307億円と財務基盤は安定

2022/6/17 15:15 FISCO
*15:15JST エレマテック Research Memo(5):手元の現預金は307億円と財務基盤は安定 ■業績の動向 (4) 財務状況 エレマテック<2715>の2022年3月期末の流動資産は108,996百万円(前期末比13,663百万円増)となったが、主に現金及び預金の増加2,876百万円、受取手形及び売掛金の増加6,546百万円、たな卸資産の増加4,091百万円などによる。固定資産は6,336百万円(同352百万円増)となったが、主に有形固定資産の増加86百万円、投資その他の資産の増加338百万円による。この結果、2022年3月期末の資産合計は115,332百万円(同14,015百万円増)となった。 一方で、流動負債合計は55,687百万円(同8,784百万円増)となったが、主に流動負債のうち、支払手形及び買掛金の増加6,273百万円、短期借入金の増加265百万円、その他流動負債の増加1,326百万円などによる。純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などによる利益剰余金の増加3,736百万円などを受けて59,645百万円(同5,232百万円増)となった。この結果、2022年3月期末の自己資本比率は51.7%(前期末53.7%)となった。 (5) キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは4,236百万円の収入となった。主な収入は、税金等調整前当期純利益の計上7,660百万円、減価償却費953百万円、仕入債務の増加3,686百万円などとなっている。主な支出は、売上債権の増加4,305百万円、たな卸資産の増加3,217百万円などとなっている。 投資活動によるキャッシュ・フローは599百万円の支出となったが、主な支出は有形固定資産の取得(主に金型)693百万円、無形固定資産の取得56百万円などとなっている。財務活動によるキャッシュ・フローは1,710百万円の支出だったが、主に短期借入金の純増加による収入230百万円、配当金の支払額による支出1,637百万円、リース債務の返済による支出302百万円によるものである。この結果、現金及び現金同等物は2,875百万円の増加となり、2022年3月期末残高は30,753百万円となったため、依然として手元資金は潤沢と言える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《ST》
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豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。基板やシリコン等の電子材料、コネクタやセンサ等の電子部品、機構部品などを取り扱う。得意先は約6000社。自動車領域に注力。高付加価値型ビジネスの強化等に取り組む。 記:2024/09/02