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アンジェス---1Qは、希少遺伝性疾患のオプショナルスクリーニング検査を安定的に受託し、増収
2022/5/11 17:12
FISCO
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*17:12JST アンジェス---1Qは、希少遺伝性疾患のオプショナルスクリーニング検査を安定的に受託し、増収 アンジェス<
4563
>は10日、2022年12月期第1四半期(22年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比33.3%増の0.15億円、営業損失が35.43億円(前年同期は36.28億円の損失)、経常損失が29.34億円(同33.61億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が29.38億円(同33.14億円の損失)となった。 当第1四半期において、新型コロナウイルス感染症に対する予防用ワクチンと治療薬の二軸で国内外において開発を進めている。また、HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン(R)筋注用4mg」(以下コラテジェン(R))は適応拡大及び米国での承認を目指して、国内外で臨床試験を進めている。更に、新規ゲノム編集技術を有する子会社のEmendoBio Inc. (以下Emendo)では、戦略的提携先との共同開発を進めて開発パイプラインの拡充を図り、遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指した事業を推進した。 事業収益は前年同期比0.03億円増加し増収となった。コラテジェン(R)については販売は継続しているが、当第1四半期においての製品の出荷はなかった。一方、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(以下ACRL)において実施している希少遺伝性疾患のオプショナルスクリーニング検査は安定的に受託し、手数料収入として0.15億円(前年同期比0.15億円の増収)を計上した。一方、事業費用は、同2.2%減少し、35.58億円となった。売上原価は、同138.0%増加し、0.16億円となった。これは主に、ACRLにおける希少遺伝性疾患のオプショナルスクリーニング検査にかかる原価を計上したことによる。研究開発費は、同6.2%減少し、22.67億円となった。新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの臨床試験について、前年度において接種が完了したことにより臨床試験の費用が減少し、研究用材料費が1.47億円、外注費が2.00億円減少している。また、前年同期においてEmendoにおける研究所設備等を計上していたが、当第1四半期においては設備等の計上が減少し、消耗品費が1.49億円減少している。一方、主にEmendoにおける大学や病院との共同開発に係る業務委託費用の増加により、支払手数料が1.31億円増加している。同社グループのような研究開発型バイオベンチャー企業は先行投資が続いていくが、提携戦略などにより財務リスクの低減を図りながら、今後も研究開発投資を行っていく予定としている。 販売費及び一般管理費は前年同期比4.8%増加し、12.75億円となった。為替の円安に伴い、Emendo買収に伴うのれん償却額が前年同期より0.69億円増加している。一方、弁護士等専門家及びコンサルタントへの報酬が前年同期より減少し、支払手数料が0.64億円減少している。この結果、営業損失は前年同期比で改善した。また経常損失も前年同期比で改善した。Vasomune Therapeutics, Inc.が米国及びカナダにおいて獲得した助成金について、0.84億円を同社開発費負担分に応じて受領し、補助金収入に計上している。外貨預金及びEmendoへの貸付金の為替の円安による評価替に伴い、為替差益が5.16億円発生している(前年同期は2.81億円の為替差益)。また、前年同期において、新株予約権の発行及び行使に伴う株式交付費を0.33億円計上していたが、当第1四半期においては株式の交付がなかったため、当該費用は発生していない。親会社株主に帰属する四半期純損失も、前年同期比で改善した。前年同期はストック・オプションの権利行使期間終了による権利失効に伴い新株予約権戻入益を0.32億円計上していたが、当期は計上がなかった。 2022年12月期通期の連結業績予想については、現時点で合理的な業績予想の算定ができないことから、記載していない。 《ST》
関連銘柄 1件
4563 東証グロース
アンジェス
55
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 14,128百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
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