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USENNEX Research Memo(5):コロナ禍をきっかけに各事業がそれぞれの強みを発揮

2021/11/18 16:05 FISCO
*16:05JST USENNEX Research Memo(5):コロナ禍をきっかけに各事業がそれぞれの強みを発揮 ■業績動向 1. 2021年8月期の業績動向 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>の2021年8月期の業績は、売上高208,351百万円(前期比7.8%増)、営業利益15,608百万円(同43.4%増)、経常利益14,768百万円(同46.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8,044百万円(同63.9%増)と大幅増益となった。期初計画に比べて売上高で6,351百万円、営業利益で4,608百万円、経常利益で4,568百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で3,044百万円の上方修正となった。 コロナ禍は同社にとってプラス面もマイナス面もあった。巣ごもり需要を背景に市場拡大に弾みがついたコンテンツ配信サービスについては、動画や電子書籍の品ぞろえの拡充、サービスの強化、新規顧客の獲得など投資や販促を強めることで事業規模の拡大を加速させた。マイナスの影響を強く受けた飲食業や観光業、宿泊業の顧客に対しては、グループシナジーを生かし、店舗運営・経営のDXによる効率化支援をタイムリーに提供したほか、リモートワークが広がるオフィスにはICT環境の構築やICT環境に沿った新たな働き方を支援、ホテルや病院に対しては「非対面・非接触」という社会的ニーズに即した商材・サービスを提供したことで、マイナス面を極小に抑えることができた。 また、こうした施策により2021年8月期のグループの顧客資産は、店舗サービスなど業務店が86.4万件→91.2万件、法人向けICTやマイナタッチなど中小企業・ホテル/病院が19千件→33千件、U-NEXTなど個人が169万人→265万人と急拡大し、コロナ禍において大幅増益のみならず大幅な上方修正も達成することができた。こうした顧客資産は一時的なものではなく、今後も同社の連結収益を押し上げていく血肉になっていくと考えられる。併せて、安定収益事業とのれん償却を背景に高水準にあったEBITDAも急成長を見せており、投資や返済、株主還元などにおいて打ち手の幅が広がることにもつながっていくと思われる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《EY》
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店舗向け音楽配信サービス首位。インターネットサービスの代理店販売、オフィスのICT環境構築、自動精算機製造販売等も。通信事業は好調。法人向けサービス、自社光回線サービス等が堅調。24.8期1Qは収益好調。 記:2024/01/28