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フェローテク Research Memo(2):主に半導体製造装置メーカー向けに多種多様な部品・製品を製造

2021/6/22 15:02 FISCO
*15:02JST フェローテク Research Memo(2):主に半導体製造装置メーカー向けに多種多様な部品・製品を製造 ■会社概要 1. 会社概要 フェローテックホールディングス<6890>は2021年3月末現在で、傘下に連結子会社51社、持分法適用子会社9社を擁する純粋持株会社で、グループ従業員数は7,380名に達している。元々は1980年に米国フェローフルイディクスの日本法人(旧 日本フェローフルイディクス(株))として設立されたが、その後、親会社から分離独立し独自路線を歩んでいる。 現在の主力事業は、真空シール、石英製品、セラミックス製品、CVD-SiC製品、磁性流体、サーモモジュール、シリコンウエーハ、太陽電池用シリコンなど主に無機材料を使った様々な製品、装置、部品、素材等の製造だが、半導体製造装置メーカー向けに各種部品等の洗浄や受託加工・組立サービスなどの事業も行っている。そのため、世界的に著名な大手半導体製造装置メーカーが主要顧客となっている。なお太陽電池用シリコンは事業を縮小中であり、最終的にはOEMを除いて撤退する予定だ。 2. 沿革 同社の歴史は非常にユニークである。元々は1980年に米国企業の日本法人として設立され、親会社製品(真空シール等)の輸入販売が主たる業務であったが、1982年には千葉県に工場を建設し、自社生産を開始した。自社製品比率が高まるにつれて、親会社との関係が薄れてきたこともあり、1987年には親会社から完全に独立し、独自路線を歩み始めた。その後もHDD用ラミネートシール、超高真空用フッ素系磁性流体などの自社製品を開発し、1992年には初の中国拠点(杭州市)を設立、1995年には中国2番目の製造拠点を上海市に設立し、さらに同年に社名を「株式会社フェローテック」に改称した。 その後も製品群や事業の拡大を続け、製品ラインナップを拡大するとともに1996年には株式を日本証券業協会に店頭登録して公開会社となり、1999年には元の親会社であるフェローフルイディクスを友好的TOBにより子会社化した。21世紀に入ってからは、2001年に米国アメリゴン(現 ジェンサーモ)と自動車温調システムで業務提携、2002年には中国上海工場で小口径シリコンウエーハの受託加工を開始、2005年にはロシアのサーモモジュールメーカーSCTB NORDを子会社化した。さらに2010年には英国エドワーズバキュームから真空蒸着装置事業を取得し、2011年には中国銀川市に大型工場を新設、2015年にはCVD-SiC製品の(株)アドマップに資本参加して子会社化、2016年には産業機器の(株)アサヒ製作所に資本参加して子会社化し、事業の拡大を続けた。2017年春には持株会社制に移行し、現在では日本、欧州、アメリカ、中国、東南アジアなど世界9ヶ国に製造子会社及び販売会社を有する国際的な企業となっている。 株式については、1996年10月に日本証券業協会へ店頭登録し、現在は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場されている。なお2020年7月31日から、創業者であり代表取締役社長であった山村章氏が代表取締役会長となり、代表取締役副社長であった賀賢漢(がけんかん)氏が代表取締役社長に就任した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《NB》
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時価総額 116,617百万円
真空シール、石英製品、セラミックス製品等の製造・販売を行う半導体等装置関連事業が主力。サーモモジュール、パワー半導体用基板等の電子デバイス事業も。デジタル化・自動化の推進などで生産効率の向上を図る。 記:2024/10/06