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エヌ・シー・エヌ Research Memo(2):木造建築の耐震性を確保する構造計算された「SE構法」を展開

2021/1/18 15:02 FISCO
*15:02JST エヌ・シー・エヌ Research Memo(2):木造建築の耐震性を確保する構造計算された「SE構法」を展開 ■会社概要 エヌ・シー・エヌ<7057>は、木造建築の耐震性を確保するための高度な構造計算を事業化するとともに、構造計算された耐震性の高い木造建築を実現するための同社独自の建築システムである「SE構法」を、工務店を中心としたSE構法登録施工店ネットワークを通じて提供する。同社グループは、同社を中心に、(株)木構造デザイン、(株)MAKE HOUSEによるテクノロジー分野、SE住宅ローンサービス(株)によるアセット分野、そして、(株)MUJI HOUSE、YADOKARI(株)、(株)一宮リアライズによるライフスタイル分野を融合した企業グループである。 ライフスタイル分野においては、世界中の新たな暮らしの調査研究・メディア運営、小屋・可動産活用による遊休地や暫定地の企画・開発、まちづくり支援を手がけるYADOKARIと、2019年12月に資本業務提携を締結した。一宮リアライズは、地域再生を図るために千葉県長生郡一宮町と同社など民間企業の出資により、まちづくり会社として2016年8月に設立された。 同社は日本に安心・安全な木構造を普及させ、資産価値のある住宅を提供する仕組みをつくることを目的として1996年に設立された。社長の田鎖郁夫(たくさりいくお)氏は、日商岩井(株)(現双日<2768>)の出身で、商社マンとして活躍していた1995年に阪神・淡路大震災が発生し、壊滅的となった木造住宅を目の当たりにした。そこで知ったことは、住宅のほとんどを占める木造住宅においては、構造計算をしていないという事実だった。「木造だから弱い」のではなく、そもそも構造設計がされていなかったのである。 1996年にセブン工業<7896>と日商岩井による合弁で株式会社エヌ・シー・エヌを設立した。当時、長野五輪の記念アリーナ建築を手掛けていた構造家・播繁(ばんしげる)氏に協力を求め、大型建造物のノウハウを一般的な住宅に生かす「SE構法」を開発、木造技術のイノベーションを図った。圧倒的な強度を持つ独自の木造建築用システムは、現在に至るまで同社の強みである。SE構法は、20年来の施工・建築経験の蓄積により、他社には追随できない知的財産となっており、規格住宅のOEM供給を依頼する大手ハウスメーカーも多い。エヌ・シー・エヌの社名は「New Constructor's Network」であり、構造計算しない常識、中古住宅の資産価値が減ってしまうという常識に立ち向かい、新しい供給者をネットワークするという意味である。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《NB》
関連銘柄 3件
2768 東証プライム
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時価総額 954,895百万円
総合商社。航空機関連、自動車関連に強み。24.3期3Q累計は自動車関連の利益が後退。航空機関連も足踏み。不動産売却益、のれん益を計上も及ばず。ただ石炭市況悪化が想定内に。通期純益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
7057 東証スタンダード
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時価総額 2,870百万円
独自の木造建築用耐震設計システムをを工務店などに提供。建築部材販売や省エネ計算も。24.3期3Q累計は柱の住宅向けが足踏み。注力中の非住宅向けが好調も補えず。中計では26.3期に営業益6.5億円を目指す。 記:2024/04/10
7896 東証スタンダード
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時価総額 2,318百万円
木質建材メーカー。集成材を用いた住宅部材が主力で、岐阜県を中心に三重県や愛知県で実績。階段やカウンター、玄関造作、和風造作に定評。ネオスマートパネルを拡販。内装建材事業の再構築を優先し、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/02