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Iスペース Research Memo(3):2020年9月期業績は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり減収減益に

2020/12/14 15:03 FISCO
*15:03JST Iスペース Research Memo(3):2020年9月期業績は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり減収減益に ■業績動向 1. 2020年9月期の業績概要 インタースペース<2122>の2020年9月期の連結業績は、売上高が前期比12.9%減の24,880百万円、営業利益が同48.5%減の452百万円、経常利益が同45.6%減の485百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.0%減の258百万円となった。インターネット広告事業で前期業績に大きく貢献した大型プロモーション案件が一巡したことに加えて、第3四半期以降は新型コロナウイルス感染症拡大の影響によってサービス業界を中心に広告出稿が減少した。メディア事業においても、ネットワーク広告単価が下落したことなどが減収減益要因となった。また、2020年8月に修正した会社計画(売上高26,000百万円、営業利益520百万円)に対しても、第4四半期の広告出稿が想定以上に落ち込んだ結果、それぞれ未達となった。なお、第4四半期からユナイトプロジェクトが連結対象に加わっており、売上高で10百万円の増額要因となったが、営業利益への影響はのれん償却6百万円を含めて軽微であった。 売上原価率は、売上構成比の変化により前年同期比1.1ポイント改善して80.9%となった。2019年11月でレコメンドウィジェット広告※配信事業を終了したことも改善につながったと見られる。一方、販管費率は同2.4ポイント上昇の17.3%となり、金額ベースでも38百万円増加した。増減の内訳を見ると、人材投資を抑制したことで人件費が29百万円減少したほか広告宣伝費も56百万円減少したが、事務所関係費が18百万円増加したほか、その他販管費がストアフロント事業におけるストック商材の伸張に伴う決済手数料の増加等により115百万円増加した。 ※媒体のおすすめ記事欄に掲載する広告のこと。 なお、2020年9月期末の連結従業員数は、前期末比で3名減の446名となった。うちインターネット広告事業(海外含む)で同5名増の330名、メディア運営事業で同16名増の79名、共通部門で同24名減の37名となっているが、メディア運営事業強化のため、共通部門から一部人員のシフトを行ったことによる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《YM》
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