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プロスペクト Research Memo(5):2020年3月期は営業損失も親会社株主に帰属する当期純利益は黒字化(2)

2020/6/17 15:05 FISCO
*15:05JST プロスペクト Research Memo(5):2020年3月期は営業損失も親会社株主に帰属する当期純利益は黒字化(2) ■プロスペクト<3528>の業績動向 3. 財務状況 大幅な損失を計上したことから、財務状況はやや悪化しているものの懸念される水準ではない。2020年3月期末の資産合計は29,764百万円となり、前期末比1,990百万円減少した。流動資産は10,598百万円となり同7,081百万円減少したが、主な要因は有価証券の減少7,790百万円などによる。この有価証券の減少は、主にTPJFが保有していた有価証券が、清算に伴い投資有価証券へ移管したことによる。一方で固定資産は19,165百万円となり、同5,090百万円増加したが、主に投資その他の資産の増加3,043百万円(主にTPJFの保有有価証券の移管による)などによる。 負債合計は14,394百万円となり、前期末比621百万円減少した。主な要因は、工事未払金の減少99百万円、短期借入金等の増加1,399百万円、長期借入金等の減少1,204百万円などによる。純資産合計は15,369百万円となり、同1,369百万円減少となったが、主な要因は、工事未払金等の買掛債務の減少、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などによる。 4. キャッシュ・フローの状況 2020年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは1,218百万円の支出であったが、主な収入は税金等調整前当期純利益291百万円、減価償却費508百万円、営業投資有価証券の減少1,011百万円などで、一方で主な支出は、貸倒引当金の減少560百万円、関係会社出資金売却益694百万円、仕入債務の減少462百万円などによる。 投資活動によるキャッシュ・フローは919百万円の支出であったが、主な支出は有形固定資産の取得2,779百万円、貸付けによる支出350百万円、出資金の増加601百万円などで、主な収入は投資有価証券の売却による収入1,696百万円などであった。 財務活動によるキャッシュ・フローは2,298百万円の収入であったが、主な収入は長短借入金及び社債の増加2,096百万円などによる。 この結果、期間中の現金及び現金同等物は113百万円の増加となり、2020年3月期末の現金及び現金同等物の残高は5,163百万円となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YM》
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首都圏を中心に分譲マンションを開発・販売。山形県で注文住宅も。23.3期上期は一棟販売建物の引渡しが3Qに期ズレ。だが太陽光発電の売電収入が堅調。投資事業の有証売却益・評価益も貢献し、計画比で利益上振れ。 記:2022/11/12