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GセブンHD Research Memo(2):「オートバックス」「業務スーパー」事業が収益の2本柱
2020/6/1 15:02
FISCO
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*15:02JST GセブンHD Research Memo(2):「オートバックス」「業務スーパー」事業が収益の2本柱 ■事業概要 G-7ホールディングス<
7508
>の事業は、オートバックス・車関連事業、業務スーパー・こだわり食品事業、その他事業の3つの事業セグメントで構成されている。2020年3月期の事業別売上高構成比を見ると、オートバックス・車関連事業で28.3%、業務スーパー・こだわり食品事業で68.0%となり、また、利益ベースでもそれぞれ34.2%、63.1%を占めている。なかでも「オートバックス」「業務スーパー」が同社の主力事業となっている。 1. オートバックス・車関連事業 オートバックス・車関連事業は、「オートバックス」のフランチャイジーでカー用品販売、メンテナンスなどを展開する(株)G-7・オート・サービスと、バイク用品の販売・メンテナンスを展開する(株)G-7バイクワールドのほか、マレーシア、タイで展開する車関連事業や、(株)G-7.Crown Tradingの自動車輸出販売事業で構成されている。 売上高の8割強はオートバックス関連で占められ、2020年3月末時点のオートバックス関連の店舗数は国内75店舗(オートバックス68店舗、オートバックスエクスプレス7店舗)、マレーシア3店舗(オートバックス3店舗)で、オートバックスグループ(国内585店舗、海外46店舗)のなかでは最大規模のフランチャイジーとなっている。出店エリアは兵庫県、京都府、福井県、岡山県、広島県、千葉県、茨城県となり、なかでも兵庫県には全体の約5割となる39店舗を出店している。従業員1人当たりの生産性や粗利益率、在庫回転率などを重視した店舗運営を徹底しており、オートバックスグループのなかでは、もっとも高い収益性を維持している。そのほか、車関連としては独自展開として、洗車・コーティング専門店の「クリスタルセブン」2店舗、「BPセンター」(板金・塗装)7店舗、新車・中古車買取販売の「スズキカーズ大阪」1店舗などを展開している。また、新業態としてアウトドア用品専門店「FIELD SEVEN」をオートバックス明石店内に出店しており、収益モデルを確立したのちに店舗拡大していく予定となっている。 「バイクワールド」は、2020年3月末時点で国内12店舗、マレーシア3店舗、タイ1店舗の合計16店舗を展開している。また、2017年に子会社化したG-7.Crown Tradingは東南アジア向けを中心に自動車の輸出販売を行っており、売上構成比はそれぞれ1割弱となる。 2. 業務スーパー・こだわり食品事業 業務スーパー・こだわり食品事業は、「業務スーパー」のフランチャイジー展開をする(株)G-7スーパーマートと精肉小売事業を主に展開するG-7ミートテラバヤシ、食品・飲食店事業を展開する(株)G7ジャパンフードサービスの3社で構成されている。 売上高の約8割を占めるG-7スーパーマートは、「業務スーパー」のメガフランチャイジーで、関東、中部、関西、九州、北海道地域を出店エリアとしている。2020年3月末時点の店舗数は145店舗で、業務スーパーグループ(856店舗)のなかで最大規模を誇る。地域別店舗数では関東が62店舗と最も多く、次いで中部、関西、北海道、九州の順となっている。 売上高の1割強を占めるG-7ミートテラバヤシは、精肉小売店「お肉のてらばやし」を2020年3月末時点で113店舗出店している。2015年に子会社化して以降、「業務スーパー」または「めぐみの郷」のテナントとして出店を積極展開しており、現在、約9割がグループ店舗内での出店となっている。 売上高の1割弱を占めるG7ジャパンフードサービスでは、各地方の名産品や特産品を発掘し、「こだわり食品」として百貨店などに卸販売しているほか、食品のPB商品開発、製造販売、ネット通販事業を行っている。また、レストラン事業やスイーツ事業も展開している(レストラン、スイーツ事業はその他事業セグメントに計上)。 3. その他事業 その他事業には、農産物直売所「めぐみの郷」を運営する(株)G7アグリジャパンや、不動産、ダイソー、リユースショップ、フィットネスクラブ、ゴルフスクールなど複数の事業を展開する(株)G7リテールジャパンのほか、レストラン、スイーツ事業、コインランドリーサービス事業、海外事業(オートバックス・バイクワールド事業、自動車輸出販売事業を除く)などが含まれている。 「めぐみの郷」については、2020年3月末時点で31店舗を関西圏、首都圏、中部圏に出店している。ここ最近は業務スーパー内でのテナント出店を積極化しており、全店舗のうち15店舗が業務スーパー内での出店となっている。販売方法は事業リスクを低減するため、委託販売方式(販売額の約2割を手数料収入として売上計上)としている。 レストラン事業に関しては現在、「いきなり!ステーキ」((株)ペッパーフードサービス)のフランチャイジーとして国内8店舗、台湾1店舗を運営しているほか、お好み焼き屋を1店舗出店している。また、スイーツ事業では、たい焼き専門店「やまや本舗」((株)やまや鯛焼き本舗)を3店舗、シュークリーム専門店、カスタードアップルパイ専門店を各1店舗出店している。そのほかのフランチャイジーとして、コインランドリーショップ「マンマチャオ」((株)エムアイエス)を5店舗、女性専用健康体操教室「カーブス」((株)カーブスジャパン)を20店舗、ゴルフレッスンスクール「ステップゴルフ」(ステップゴルフ(株))を3店舗、リユースショップを3店舗(メガリサイクル王国、良品買館、キングラム各1店舗)、100円ショップ「ダイソー」((株)大創産業)を1店舗それぞれ出店しており、幅広い分野に事業を展開している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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7508 東証プライム
G-7ホールディングス
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+12(%)
時価総額 64,388百万円
食料品店「業務スーパー」やカー用品店「オートバックス」の有力FC。精肉事業やミニスーパー事業「リコス」等も展開。車関連事業では円安効果で海外向け中古車販売が伸びる。26.3期売上高2500億円目標。 記:2024/06/04
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