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テラスカイ Research Memo(7):足下の受注も依然好調で2020年2月期業績は会社計画を上回る公算大

2019/9/27 15:47 FISCO
*15:47JST テラスカイ Research Memo(7):足下の受注も依然好調で2020年2月期業績は会社計画を上回る公算大 ■今後の見通し 1. 2020年2月期の業績見通し テラスカイ<3915>の2020年2月期の連結業績見通しは、売上高で前期比31.7%増の8,634百万円、営業利益で同96.1%増の246百万円、経常利益で同29.8%増の250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同178.6%増の434百万円と期初計画を据え置いている。ただ、第1四半期の営業利益進捗率が65.3%と過半に達していること、ソリューション事業の受注状況が足下も好調で少なくとも3ヶ月先まではエンジニアはフル稼働状況が続くこと、製品事業では「DataSpider Cloud」の販売増による売上寄与や、「mitoco」など利益率の高い自社製品の契約数増加等により第2四半期以降も好調が継続する見通しであることから、通期業績は会社計画を上回る可能性が高いと弊社では見ている。 事業セグメント別売上高では、ソリューション事業が前期比35%増の7,278百万円、製品事業が同17%増の1,356百万円の計画となっている。第1四半期の進捗率を見ると、ソリューション事業が22.5%とおおむね計画どおりに推移しているのに対して、製品事業は35.7%と高い進捗率となっている。これは前述した「DataSpider Cloud」の大型案件が第1四半期に大きく寄与したことが要因と見られる。同サービスの料金体系は初期導入費用と月額利用料とに分かれており、導入時に売上高が膨らむことになる。ただ、同要因を除いても製品事業は好調に推移しているもようだ。 2020年2月期の人員の採用数については、単独ベースで約78名(うち、新卒採用18名用)、連結ベースで約150名となっており、2020年2月期末の従業員数は前期末比140名増の600名を計画している。子会社では受注拡大により人材の不足感が強まっているBeeXやキットアライブの増員を主に計画している。2020年2月期の第1四半期は予定どおり採用が進んだが、第2四半期に入ってややペースダウンしている。同社では地方拠点での採用やヘッドハンティング会社の活用など、様々な方策を駆使して採用強化に努めており、計画達成を目指す考えだ。 なお、新卒・中途採用社員については約半年間を認定資格取得のための教育・研修期間と位置付けている(新卒社員は1年強)。これら人材が収益に貢献するまでの費用として人件費・教育費合わせて数億円、これに採用費数千万円が2020年2月期の人材投資費用となる。採用数は前期実績比で2倍弱を計画しているため、関連費用で年間2~3億円の費用増要因になると試算される。現状、クラウドシステム導入の引き合いに対して、人的リソースがボトルネックとなり受注機会ロスを招いている状況が続いているため、需要に見合う人員体制が整うまでは積極的に人材投資を継続していくと見られる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《ST》
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