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ブイキューブ Research Memo(5):2018年12月期はV字回復に成功し計画以上の業績達成
2019/6/10 15:15
FISCO
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*15:15JST ブイキューブ Research Memo(5):2018年12月期はV字回復に成功し計画以上の業績達成 ■業績動向 1. 2018年12月期業績 ブイキューブ<
3681
>が注力するクラウドサービスを取り巻く環境について、クラウドサービスを利用する企業の割合は2010年末の14.1%から2017年末には56.9%と大きく増加してきている。ネットワーク環境の進歩に加え、スマートフォンやタブレット等のモバイルデバイスの登場により、クラウドサービスの利用環境が改善されてきており、クラウドサービスへの認知度が高まるにつれ、利用企業は順調に増加すると予想される。 このような環境のもと、同社は、「いつでも」・「どこでも」・『だれでも』使えるビジュアルコミュニケーションサービスをコンセプトとして、「アジアNo.1のビジュアルコミュニケーションプラットフォーム」を目指し、以下の重点施策を遂行してきた。 (1) 働き方改革市場の深耕 (2) 社会インフラとしての活用 (3) アジアを中心とした海外での事業拡大 一方で、2017年12月期を構造改革の年と位置付け、今までの成長の過程で顕在化してきた問題点を洗い出し、注力すべき課題を明確化した。「選択と集中」を基本に、日本国内でのコスト削減や不採算事業・拠点の見直しを最優先に行った結果、固定費の増加に歯止めをかけ、販売費及び一般管理費を中心とした削減効果により、2018年12月期は営業利益が黒字化した。今後も損益分岐点比率をより改善していくため、限界利益や固定費の管理を従来以上に厳格に行っていく計画だ。 2018年12月期の全社業績は売上高7,960百万円(計画比100.8%、前期比119.9%)、営業利益345百万円(計画比104.5%、前期比895百万円増)、経常利益259百万円(計画比103.6%、前期比826百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益456百万円(計画比95.0%、前期比3,492百万円増)となっている。 売上高はクラウド型を中心とした「V-CUBE」各サービスの積極的な推進に加え、オンプレミスやアプライアンスの大口案件があったことで、売上高は前期から約2割の増加となった。一方で、オンプレミス型、アプライアンス型サービスは売上増加に伴い仕入原価が増加したが、前期に行った構造改革の効果により、販売費及び一般管理費は前期比で約12%減少し、営業利益は前期から約9億増加し、黒字転換を果たした。 販売形態別の売上高を見ると、クラウドは、働き方改革が本格始動し「V-CUBE」各サービスの導入が拡大したこと、国内の製薬企業向けセミナーが増加したこと、代理店販売網による市場の開拓、OEMによるサービス提供、などの効果があり堅調に増収となった。オンプレミスはQUMUの大型案件があったこと、Vidyoの導入が伸長しロイヤリティ収入が増加したことなどで増収となった。アプライアンスは電子黒板サービス事業の業績好調に加え「テレキューブ」の販売も貢献したことで増収となり、全体でも前期売上を上回った。 2. 財務状況 2018年12月期における資産を見ると、現預金の減少が響き流動資産は5,088百万円(前期末比124百万円減)となった。固定資産はのれん、ソフトウェア仮勘定の減少により5,496百万円(前期末比382百万円減)となった。この結果、総資産は10,585百万円となり、2017年12月期末に比べ506百万円減少した。 負債を見ると、借入金の減少により流動負債は4,021百万円(前期末比268百万円減)となった。固定負債は主に長期借入金の減少により2,033百万円(前期末比554百万円減)となった。 また、純資産は為替換算調整勘定の減少により、4,530百万円(前期末比317百万円増)となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 内山崇行) 《HN》
関連銘柄 1件
3681 東証プライム
ブイキューブ
226
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 5,954百万円
汎用Web会議システムの販売等を行うエンタープライズDX事業、セミナー配信プロダクトの提供等を行うイベントDX事業が柱。防音個室ブース「テレキューブ」等も。イベントDX事業は生成AI活用等で製品力を強化。 記:2024/10/05
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