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前場に注目すべき3つのポイント~CPI通過後のアク抜けを想定した押し目狙い~

2024/12/11 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~CPI通過後のアク抜けを想定した押し目狙い~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■CPI通過後のアク抜けを想定した押し目狙い ■東建コーポ、25/4上方修正 営業利益 192億円←141億円 ■前場の注目材料:西川ゴム工業、車用シール部品の新工場計画再開 ■CPI通過後のアク抜けを想定した押し目狙い 11日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。10日の米国市場はNYダウが154ドル安、ナスダックは49ポイント安だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げへの見方が根強いなか、11日に発表を控えている米消費者物価指数(CPI)が政策変更に影響を与える可能性から、結果を見極めたいとする様子見姿勢が強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の39320円。円相場は1ドル151円90銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。米国ではCPIの結果を見極めたいとする様子見姿勢のなか、持ち高調整の動きとなった。また、エヌビディアなど半導体株の一角が弱い値動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷になりそうである。ただし、アルファベットが量子コンピューターに使う新型のチップを開発したとの発表を受けて大幅高となっており、ハイテク株の下支えになりそうだ。 また、日経225先物はナイトセッションで一時39510円まで買われ、節目の39500円を捉える場面もみられた。結局、同水準では戻り待ちの売りに押された格好だったが、売り一巡後は再び上値を捉えてくる展開を意識しておきたいところであろう。先物市場では週末の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、限月交代に伴うロールオーバーが中心になると考えられるが、足もとではボリンジャーバンドの+1σ水準での底堅さがみられており、売り方の買い戻しが意識されやすい。再び39500円を捉えてくるようだと、買い戻しの動きが強まる可能性もあるため、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。CPI通過後はアク抜けの動きも意識されよう。 物色の流れとしては、ハイテク株は手掛けづらいところだが、昨日はアドバンテスト<6857>が後場に入り出直りの動きを強めていた。売り一巡後の底堅さが意識されてくるようだと、ハイテク株を見直す動きが期待されてきそうだ。また、為替市場ではやや円安に振れてきていることもあり、輸出関連などへの買いも意識されやすいと考えられる。 ■東建コーポ、25/4上方修正 営業利益 192億円←141億円 東建コーポ<1766>は2025年4月期業績予想の修正を発表。売上高は3604.78億円から3640.52億円、営業利益を141.70億円から192.39億円に上方修正した。建設事業における工事の進捗管理の徹底により早期着工や工期の短縮が図れたことで売上高が増加。利益面におきましては、建設事業におけるコストダウンに努めたことにより、当初予想を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39367.58、+207.08) ・1ドル=151.90-00円 ・VIX指数は低下(14.18、-0.01) ・米原油先物は上昇(68.59、+0.22) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・西川ゴム工業<5161>車用シール部品の新工場計画再開 ・三菱重<7011>「次期戦闘機」設計センター、愛知に新設 ・帝人<3401>車向け樹脂開発、再生プラ使用、欧規則案に対応 ・三井化学<4183>30年度ICT営業益730億円、うち新規品で100億目指す ・日本マイクロニクス<6871>社長・長谷川正義氏、生成AI伸長、大型投資に備え ・三菱電機<6503>ISS新補給機を公開、将来は月周回拠点に物資 ・ブルーイノベ<5597>ドローンポート開発加速、国産で飛躍狙う ・東レ<3402>東レエンジ、コーティング塗布装置、ガラス中間基板に対応 ・三菱重<7011>マカオLRT延伸開業、2路線、引き渡し ・富士通<6702>3D骨格データの活用拡大、技能伝承などに ・ローム<6963>TSMCと提携、車載用GaNデバイス開発 ・TOPPAN<7911>専務執行役員・植木哲朗氏、フォトマスク競争リード ・日清紡HD<3105>「マイクロデバイス」車載向け拡大、安定の収益基盤に ・ニチコン<6996>高リプル電流対応の長寿命コンデンサー ・大日本印刷<7912>専務執行役員・土屋充氏、フォトマスク、EUV対応 ・太陽誘電<6976>東北大と高温エネ変換で連携 ・JFE<5411>JFEスチール、溶融亜鉛メッキ新設備、福山地区に700億円投資 ・三菱マテリアル<5711>リサイクル金属ブランドに4製品追加 ・DIC<4631>日立製作所と、樹脂プラントを自動運転、デジタルツイン技術導入 ・三菱ケミG<4188>SUVにバイオエンプラ、スズキ向け供給 ・大成建設<1801>省エネ改修を短期診断、新ツール、設計前に見定め ・INPEX<1605>豪権益を3社に売却 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10-12月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数(7-9月期:前期比+5.1) ・08:50 11月国内企業物価指数(前年比予想:+3.4%、10月:+3.4%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 23件
1605 東証プライム
1,970
12/11 15:30
-12(%)
時価総額 2,480,498百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1766 東証プライム
11,530
12/11 15:30
+530(%)
時価総額 155,332百万円
賃貸住宅の企画提案から建設、管理、仲介までを一貫提供。子会社で住設機器や建材の製造も行う。受注堅調で建設の完成工事高増加。賃貸料収入も伸びて資材高や経費増をこなす。高級業容拡大へ賃貸アパート等も推進。 記:2024/09/05
1801 東証プライム
6,600
12/11 15:30
+16(%)
時価総額 1,208,896百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
3105 東証プライム
880.1
12/11 15:30
+2.1(%)
時価総額 148,953百万円
日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。経営資源の重点投入により、無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸にした成長加速図る。 記:2024/07/29
3401 東証プライム
1,313
12/11 15:30
+6.5(%)
時価総額 259,914百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
3402 東証プライム
979.4
12/11 15:30
+14.7(%)
時価総額 1,597,872百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。事業構造改革図る。炭素繊維複合材料事業は航空宇宙用途の回復続く。 記:2024/11/27
4183 東証プライム
3,416
12/11 15:30
-45(%)
時価総額 686,083百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4188 東証プライム
794
12/11 15:30
+0.8(%)
時価総額 1,195,993百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。スペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復。事業再編費用等こなす。 記:2024/11/14
4631 東証プライム
3,514
12/11 15:30
+76(%)
時価総額 334,382百万円
1908年創業の化学メーカー。印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェア。包装用接着剤、エポキシ樹脂、界面活性剤等の製造・販売も。スマートリビング領域に注力。欧米顔料事業の構造改革推進。 記:2024/09/02
5161 東証スタンダード
2,192
12/11 15:30
+2(%)
時価総額 43,829百万円
自動車用シール材、一般産業資材製品の製造・販売等を行う。1934年創業。自動車用ドアシール製品で国内トップシェア。国内の全自動車メーカーと直接取引。静音・軽量差別化製品の開発、ブランド化などに注力。 記:2024/07/05
5411 東証プライム
1,744
12/11 15:30
+1(%)
時価総額 1,115,180百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
5597 東証グロース
566
12/11 15:30
+7(%)
時価総額 2,229百万円
ドローンを活用したプラント点検や自動巡回点検、送電線点検の点検ソリューションが主力。パイロット育成やドローンポートシステム等も。点検ソリューションでは屋内点検用ドローン、自動巡回点検用ロボットが販売拡大。 記:2024/06/25
5711 東証プライム
2,415
12/11 15:30
-17.5(%)
時価総額 317,548百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6503 東証プライム
2,645.5
12/11 15:30
+33.5(%)
時価総額 5,590,476百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6702 東証プライム
2,807
12/11 15:30
+7(%)
時価総額 5,813,600百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6857 東証プライム
8,435
12/11 15:30
-43(%)
時価総額 6,462,399百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6871 東証プライム
3,600
12/11 15:30
-10(%)
時価総額 144,090百万円
半導体計測器具「プローブカード」、試験装置「テスタ」などの開発、製造、販売を行う。メモリー向けプローブカードで世界トップシェア。海外売上比率は約7割。メモリー向けプローブカードは高い生産稼働率が続く。 記:2024/09/02
6963 東証プライム
1,446.5
12/11 15:30
-13.5(%)
時価総額 584,039百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
6976 東証プライム
2,200.5
12/11 15:30
-26.5(%)
時価総額 286,545百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。高信頼性商品の販売に注力。自動車、情報インフラ、産業機器向け売上比率の向上図る。 記:2024/11/11
6996 東証プライム
1,052
12/11 15:30
+11(%)
時価総額 82,056百万円
アルミ電解コンデンサ、xEV用フィルムコンデンサ等の製造・販売を行うコンデンサ事業が主力。家庭用蓄電システム等のNECST事業も。京都府京都市に本社。エネルギー・環境・医療機器などを重点分野に位置付け。 記:2024/10/12
7011 東証プライム
2,348
12/11 15:30
+91.5(%)
時価総額 7,921,326百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7911 東証プライム
4,099
12/11 15:30
+33(%)
時価総額 1,306,376百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
7912 東証プライム
2,264
12/11 15:30
+25(%)
時価総額 1,255,345百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。有機ELディスプレイ製造用メタルマスクなどで世界トップシェア。事業領域の拡張図る。 記:2024/11/27