マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 1:30:04
15,180,420
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:IPO中心の個別物色中心で指数の方向性は乏しいか

2024/3/23 14:11 FISCO
*14:11JST 新興市場見通し:IPO中心の個別物色中心で指数の方向性は乏しいか   ■週後半に商い膨らむも大型株優勢の展開 今週の新興市場は大幅上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+5.63%だったのに対して、東証グロース市場指数は+4.38%、東証グロース市場250指数は+4.68%。3月19日に、日本銀行は金融政策決定会合にて「マイナス金利の撤廃」等を発表。「現状の金融緩和を当面維持する」ことが確認できたことで、為替は円安に推移。輸出関連銘柄などプライム市場の大型株優勢の展開となり日経平均が強い動きを見せるなか、新興市場も下落していた分を取り戻す格好となった。週末にかけては、QPS研究所<5595>やIPO銘柄に短期資金が向かい、グロース市場の1日の売買代金は3月7日以来の2000億円超えと商いは膨らんだ。 個別銘柄では、生成AIを活用したデジタルマーケティングのインハウス支援サービス(広告主によるインターネット広告等の運用方針策定などを支援するサービス)を開始したイーエムネットジャパン<7036>が急騰。また、INFORICH<9338>は、モバイルバッテリーシェアリング会社などを経営管理する豪Ezycharge社の発行株式のうち51%を取得すると発表し買われた。このほか、自社の国産ドローンが防衛省航空自衛隊の空撮用ドローンとして採用されたと発表したACSL<6232>が強い動きとなったほか、VALUENEX<4422>は非開示としていた24年7月期の連結営業利益予想を0.59億円(前期実績0.38億円)と発表し急騰。一方、24年7月期の営業損益予想を従来の2.50億円の黒字から0.09億円の赤字(前期実績1.51億円の黒字)に下方修正した売れるネット広告社<9235>がきつい下げとなった。 なお、21日、グロース市場に上場したトライアルHD<141A>の初値は公開価格1700円を30.3%上回る2215円となった。同じくグロース市場に上場したSTG<5858>の初値は公開価格1920円を67.4%上回る3215円。22日にグロース市場に上場したジンジブ<142A>は買い優勢となり初値は翌営業日へ持ち越しとなった。 ■3月期末最終週で新興市場は物色の蚊帳の外か、IPOは12社 来週の新興市場は、IPOに短期資金が向かうことで、21日や22日のように売買代金は増加する可能性はあるが、東証グロース市場コア20など時価総額が大きい主力銘柄の売買は細る展開を想定する。3月期末の最終週ということで、個人投資家は高配当銘柄などプライム市場に関心が向かいやすいことも影響し、新興市場の主力処は物色の蚊帳の外となりそうだ。 来週予定されている新規株式公開(IPO)は12社あるが、コロンビア・ワークス<146A>を除く11社がグロース市場に上場することで、日替わり物色の忙しい相場展開となろう。IPO以外では、売買代金急増で上場来高値を更新したQPS研究所に注目だが、目立った売買材料が観測されていないなかでの急騰のため、乱高下の可能性はあるので注意は必要だ。 IPOなど個別物色が中心となることで、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数など指数の方向感は乏しくなろう。両指数ともに75日移動平均線からの反発で、25日移動平均線は回復しているが、来週はこの25日移動平均線水準での値固めを試すと想定する。 《FA》
関連銘柄 10件
2,952
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 361,083百万円
ディスカウントストアの運営等を行う流通小売事業が主力。九州地盤。EDLP型ビジネスモデルが強み。リテールAI事業等も手掛ける。310店舗超。リテールAI事業に積極投資。25.6期は27店舗の新規出店計画。 記:2024/10/27
142A 東証グロース
655
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 1,898百万円
高校新卒専門求人サイト「ジョブドラフトNavi」、職業体験・就職イベントの運営を行う。求人ナビの原稿作成、高校訪問代行等も。学校網拡大に向けた取り組みは進展。中計では27.3期売上高67.7億円目標。 記:2024/06/25
146A 東証スタンダード
3,480
11/22 15:30
-105(%)
時価総額 12,076百万円
不動産開発サービスが主力。レジデンスは「Blance」、オフィスビルは「BIASTA」等のブランドで展開。アセットマネジメント、ホテル運営等も。配当性向15~20%目安。パイプライン件数は積み上げ順調。 記:2024/06/25
4422 東証グロース
696
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 2,014百万円
ビッグデータ解析SaaSツール「VALUENEX Radar」のASP型ライセンスサービス、調査コンサルなどのコンサルティングサービスを手掛ける。オリジナルアルゴリズムが強み。ASPサービスの成長に注力。 記:2024/10/24
5595 東証グロース
1,529
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 56,579百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。24年8月に小型SAR衛星QPS-SAR8号機の打上げが成功。 記:2024/10/26
5858 東証グロース
2,354
11/22 15:30
+54(%)
時価総額 2,434百万円
マグネシウム合金など軽金属製の部品製造、加工等を手掛ける。自動車メーターパネル、フルサイズミラーレスの外装シャーシなどが主要取扱製品。グローバルな生産対応力などが強み。自動車関連の部品受注は順調。 記:2024/06/25
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
7036 東証グロース
935
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 3,655百万円
ソフトバンク傘下のインターネット広告代理店。検索連動型広告や運用型ディスプレイ広告、インバウンド誘致・海外広告、SNS広告等を手掛ける。ポケトークと資本業務提携。既存クライアント企業の売上拡大等に注力。 記:2024/08/06
9235 東証グロース
1,510
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 5,210百万円
ネット広告・ランディングページ特化型クラウドサービス「売れるD2Cつくーる」などのD2C向けデジタルマーケティング支援事業が主力。事業の多角化進める。ダイレクトマーケティング領域のサービス拡充図る。 記:2024/10/05
9338 東証グロース
5,020
11/22 15:30
-280(%)
時価総額 47,544百万円
モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を手掛ける。ChargeSPOTアプリのDL数は1000万DL超。月間アクティブユーザー数は120万人超。コンビニ、小売店等への設置が進む。 記:2024/08/30