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前場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい~

2024/1/15 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい ■イオン、24/2上方修正 営業利益2400億円←2200億円 ■前場の注目材料:ファナック、VRでロボ設計支援、ツール刷新、米メタ製端末使用 ■本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい 15日の日本株市場は、やや利食い優勢ながらも押し目買い意欲の強い相場展開が継続しそうだ。12日の米国市場は、NYダウが118ドル安、ナスダックは2ポイント高だった。12月の卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、早期の利下げ期待から買い先行となった。しかし、ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループは、第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったがコストの上昇が警戒されて大幅に下落しており、NYダウの重荷となった。JPモルガンは予想を上回る決算だったが、利食いに押された。バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴも弱く、決算期待がやや後退する格好だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の35545円、円相場は1ドル144円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。先週の大幅な上昇に対する過熱感が意識されやすいなか、本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすいだろう。日経平均は連日でマドを空けての上昇となり、12日は十字足を残していることもあり、いったんは調整を挟みたいところである。 また、先週はファーストリテ<9983>の急伸が日経平均を押し上げる格好だった。ファーストリテが落ち着いた値動きをみせてくるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株への利食いが意識されてくる可能性もありそうだ。また、米国ではJPモルガンが予想を上回る決算ながら買い一巡後は利食いに押されており、他の金融株ついても利食いの動きが目立っていた。次第に本格化する決算を見極めたいとする模様眺めムードも強まりそうだ。 とはいえ、新NISAによる需給要因のほか、チャイナマネーの流入が観測されるなか、インデックスに絡んだ資金は断続的に入りやすいだろう。相場全体の底堅さが意識されやすいなか、相対的には日経平均型優位の展開を想定しておきたい。そのため、東エレク<8035>など半導体株など指数インパクトの大きい値がさ株が利食いに押される局面においては、押し目狙いのスタンスとなろう。 ■イオン、24/2上方修正 営業利益2400億円←2200億円 イオン<8267>は2024年2月期業績予想の修正を発表。売上高は9兆9000億円から9兆5000億円、営業利益を2200億円から2400億円に上方修正した。物価高の中で消費者の節約志向を捉え、プライベートブランド(PB)商品の「トップバリュ」の販売が伸びる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(35577.11、+527.25) ・ナスダック総合指数は上昇(14972.76、+2.58) ・米原油先物は上昇(72.68、+0.66) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化観測 ・ファナック<6954>VRでロボ設計支援、ツール刷新、米メタ製端末使用 ・パナソニックHD<6752>パナインダストリー、成形材料などで品質不正、外部調査委立ち上げ ・丸紅<8002>ベトナムで蓄電池リユース、現地EV社と覚書 ・伊藤忠<8001>環境配慮床材を国内投入、欧州工場で再原料化 ・三井物産<8031>社長・堀健一氏、食・医療でエコシステム ・SUBARU<7270>新車のサブスクサービス今夏開始、キントと提携 ・マツダ<7261>ロータリーエンジン開発組織、6年ぶり再結成 ・トヨタ自<7203>新エンジン開発プロ始動、脱炭素へ技術進化 ・IHI<7013>1000kW級電動機、航空機エンジンをハイブリッド化 ・川崎重<7012>液化水素供給網構築へエンジ3社と協定 ・村田製作所<6981>車載向け右肩上がり、売上高比率、スマホと同等へ ・ニデック<6594>社長・小部博志氏、生成AIビジネス強化 ・NTT<9432>NTTコム、ドラレコ映像収集し利活用、道路工事を検知 ・楽天G<4755>減損損失160億円、ネットスーパー運営体制変更で ・横河電機<6841>「デジタル人材育成」異業種大手が連携、旭化成など9社参画 ・三協立山<5932>EV用アルミ材で新ライン、120億円投資 ・西部ガスHD<9536>社長・道永幸典氏、3月めどLNG増設判断 ・三井不動産<8801>最高層の木造ビル着工、東京・日本橋に26年竣工 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 12月マネーストックM3(11月:前年比+1.7%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 21件
4755 東証プライム
879.4
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,892,070百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
5932 東証プライム
721
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 22,751百万円
アルミ建材に強みを持つ総合建材メーカー。富山県高岡市に本社。アルミニウム・マグネシウム押出形材等のマテリアル事業、商業施設事業等も展開。27.5期売上高3800億円目標。事業ポートフォリオの最適化を図る。 記:2024/08/10
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8267 東証プライム
3,608
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 3,145,905百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
8801 東証プライム
1,257
11/22 15:30
+11.5(%)
時価総額 3,534,336百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
1,765
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 65,637百万円
福岡県地盤の大手都市ガス「西部ガス」を中核とする持株会社。電力小売、不動産事業、食品販売事業等も手掛ける。ガスの顧客戸数は113万件超。ガスエネルギー事業等の競争力強化、不動産事業の拡大等に注力。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25