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注目銘柄ダイジェスト(前場):富士通、カプコン、武田薬など

2023/10/27 11:40 FISCO
*11:40JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):富士通、カプコン、武田薬など 富士通<6702>:18620円(+1860円) 大幅反発。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は464億円で前年同期比38.4%減となり、コンセンサス水準は30億円程度上振れている。通期予想は従来の3400億円から3200億円、前期比4.7%減に下方修正、デバイスソリューションが下振れとなるもよう。ただ、業績下振れは想定線、市場予想は3000億円程度の水準であったため、想定以上の底堅さと受けとめられている。低迷してきた株価はあく抜け感が優勢となる形へ。 カプコン<9697>:4799円(-484円) 大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表、営業利益は98億円で前年同期比0.5%減となり、125億円程度の市場コンセンサスを大きく下振れている。ゲームソフト仕掛品に対する評価減の計上が下振れの主因とみられる。パチスロ機の販売価格などもやや想定を下振れたようだ。通期予想は560億円、前期比10.2%増を据え置いているが、第2四半期決算を受けて、大幅な上振れ期待は後退する形に。 武田薬<4502>:4071円(-276円) 大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業損益は493億円の赤字に転じており、通期営業利益予想は従来の3490億円から2250億円に下方修正している。開発中である肛門の病気の治療薬「アロフィセル」と肺がん治療薬「エクスキビティ」がいずれも臨床試験で想定した結果が得られず、減損損失を計上したことが要因となっている。また、こうした一過性費用を除いたベースでも、利益率の低下傾向などが意識されているようだ。 弁護士コム<6027>:4150円(+210円) 大幅に続伸。自社の契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」が総合行政ネットワーク(LGWAN)環境下で、契約書等のファイルダウンロード機能の提供を開始したと発表している。クラウドサインは地方公共団体情報システム機構(J-LIS)の「LGWAN外部電子契約サービス」登録制度が求める安全基準を満たすことで、電子署名を棄損せずにファイルをダウンロードできる機能の提供が可能になったという。 セルシード<7776>:313円(+11円) 大幅に続伸。31日から福岡市で開催される日本生化学会大会併設展示会で、温度応答性培養器材「UpCell」の新製品としてマクロファージなどの免疫細胞を大量に回収するためのUpCellフラスコを中心に製品を展示すると発表している。UpCellは独自のナノ表面設計により温度応答性ポリマーを器材表面に固定化しており、細胞に損傷を与える酵素を用いることなくシート状に回収できるという。 イビデン<4062>:6777円(-426円) 大幅続落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は159億円で前年同期比31.8%減となったが、110億円程度の市場予想は大きく上振れ。一方、通期予想は従来の520億円から490億円、前期比32.3%減に下方修正している。市場コンセンサスは560億円水準であり、想定外の下方修正と受けとめられている。サーバー向けやPC向けの回復が緩慢な中で、競争激化も強まる状況とみられる。 キヤノン<7751>:3506円(-130円) 大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は826億円で前年同期比1.5%増となり、1000億円程度の市場予想を下回っている。前四半期比では減益に転じる形に。為替前提を円安方向に修正したものの、売上予想を下方修正しており、通期営業利益予想の4000億円、前期比13.2%増は据え置き。とりわけ、LBPの台数見通し下方修正などをネガティブに捉える動きが先行。今回は自社株買いや増配の発表もなかった。 アマナ<2402>:227円 ウ - ストップ安売り気配。第三者割当で新株計3300万株を発行するとともに、株式併合に伴う株式買い取りで非公開化(スクイーズアウト)すると発表している。330万株を1株に併合し、割当予定先以外の少数株主には併合前に1株当たり22円(前日終値307円)を交付する。上場廃止日は24年1月下旬、株式併合効力発生日は同月31日の予定。第三者割当増資による調達資金約5.62億円は借入金の弁済や運転資金に充てる。 《ST》
関連銘柄 8件
2402 東証グロース
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時価総額 1,697百万円
広告ビジュアル制作業界最大手。写真やCG、映像、イラストなどビジュアルを活用した広告をワンストップで提供。コンテンツ制作も展開。グループ内部リソースの有効活用などを推進し、3Q累計では営業赤字幅縮小。 記:2023/12/22
4062 東証プライム
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時価総額 688,529百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4502 東証プライム
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国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6027 東証グロース
2,731
11/22 15:30
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時価総額 61,707百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
6702 東証プライム
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時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
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時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
7776 東証グロース
565
11/22 15:30
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時価総額 19,581百万円
東京女子医大発のバイオベンチャー。細胞培養器材の販売のほか、再生医療受託事業、細胞シート再生医療事業を手掛ける。細胞培養技術に強み。細胞培養器材事業では既存代理店との協業強化で器材製品の拡販図る。 記:2024/06/24
9697 東証プライム
3,407
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時価総額 1,815,968百万円
大手ゲームソフトメーカー。バイオハザード、モンスターハンターなど人気IPを多数保有。アミューズメント施設「プラサカプコン」の運営等も行う。デジタル販売施策推進。アミューズメント施設は新業態店舗の展開継続。 記:2024/10/06