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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は33000円の攻防、想定されている需給イベントを前に神経質な相場展開に~

2023/7/6 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は33000円の攻防、想定されている需給イベントを前に神経質な相場展開に~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■日経平均は33000円の攻防、想定されている需給イベントを前に神経質な相場展開に ■キユーピー、2Q営業利益 51.9%減 68.46億円 ■前場の注目材料:三菱UFJ、サステナ投資を促進、傘下5社連携 ■日経平均は33000円の攻防、想定されている需給イベントを前に神経質な相場展開に 6日の日本株市場は、利食い優勢の相場展開になりそうだ。5日の米国市場は、NYダウが129ドル安、ナスダックは25ポイント安だった。中国政府が金属2種類の輸出規制を発表するなど、米中緊張悪化が国内企業の業績に悪影響との懸念につながった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した6月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、政策当局者のタカ派姿勢を証明する想定通りの結果を受けて、金利先高観がくすぶり終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比200円安の33120円、円相場は1ドル144円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32960円と節目の33000円を下回る場面も見られたことから、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。FOMC議事要旨では7月会合での利上げ再開の可能性が高まったが、これについては既に織り込まれていることもあり、嫌気売りが強まることはないだろう。ただし、米雇用統計の発表を控えていることから、積極的な売買は手控えられそうだ。 また、国内では明日にパッシブ型ETFの決算が控えており、分配金捻出のための売り需要が観測されている。想定されている需給イベントのため、強い基調の中では押し目買いの好機になりそうだが、高値圏ではあるものの足もとで調整を見せていることから、神経質にさせそうだ。先物にサヤ寄せする格好から節目の33000円を下回り、25日線辺りまで調整をみせてくるようだと、利益確定の流れが強まる可能性もありそうだ。 そのため、まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。25日線が今回も支持線として機能するようであれば、押し目待ち狙いの買いは入りやすいだろう。ただし、来週10日にもETFの決算を控えていることから、積極的な買いは期待しづらく、短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。また、インデックスに絡んだ需給面での影響を避ける流れから、個人主体の資金は中小型株や直近IPO銘柄のほか、テーマ性のある材料株に向かいやすいだろう。 ■キユーピー、2Q営業利益 51.9%減 68.46億円 キユーピー<2809>が発表した2023年11月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比6.2%増の2203.82億円、営業利益は同51.9%減の68.46億円だった。業務用で鶏卵価格の高騰により相場連動するタマゴ商品の販売価格が上昇したことや、海外での東南アジアや北米の安定成長により増収となった。営業利益は、主原料およびエネルギー・一般原資材の高騰影響を強く受けた。23年11月期業績は、売上高が前期比3.9%増の4470億円、営業利益は同45%減の140億円を計画。 ■前場の注目材料 ・米原油先物は上昇(71.79、+2.00) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・三菱UFJ<8306>サステナ投資を促進、傘下5社連携 ・SBI<8473>国内半導体工場設立へ、台湾社と準備会社 ・ホンダ<7267>サプライヤーにも再編の波、八千代工を印社に売却、電動化見据え ・ルネサス<6723>米ウルフスピードと10年間のSiCウエハー供給契約 ・三井物産<8031>英パイプライン補修買収、水素・CCS転用見据え ・大日本印刷<7912>エンコーダーディスク参入、カラーフィルター技術応用 ・パナHD<6752>インドで配線器具増産、30年度めど新棟増設 ・ウェザーニューズ<4825>オムロンとピンポイントで気象観測、小型センサー開発 ・富士通<6702>スペイン社と提携、説明可能なAIを財務分析に適用 ・JFE<5411>JFEスチール、日鉄など、製鋼スラグ利用「海底地盤改良工法」 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月貿易収支(予想:+109.00億豪ドル、4月:+111.58億豪ドル) 《ST》
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2809 東証プライム
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マヨネーズやドレッシング、パスタソース等の製造・販売を行う。1919年創業。マヨネーズ、ドレッシングは国内家庭用市場でトップシェア。アヲハタを傘下に持つ。海外でKEWPIEブランドの認知拡大を図る。 記:2024/08/02
4825 東証プライム
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時価総額 68,932百万円
世界最大規模の民間気象会社。交通機関などに気象情報を提供。スマホアプリや24時間生放送配信を行う「ウェザーニュースLiVE」など個人向けも。DOE3%程度基準。中計では26.5期売上高260億円以上目標。 記:2024/06/11
5411 東証プライム
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時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6702 東証プライム
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時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
2,012
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-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
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時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7912 東証プライム
2,331.5
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
8473 東証プライム
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時価総額 1,078,349百万円
ネット証券で国内トップ。SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、SBI生命保険、SBI損害保険など証券関連、銀行、保険をコアに多様な事業展開。フィンテック、バイオ等に投資も。証券は口座数増。銀行テコ入れへ。 記:2024/08/19