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前場に注目すべき3つのポイント~配当再投資による需給が意識されやすく、押し目買い意欲は強そう~

2023/3/29 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~配当再投資による需給が意識されやすく、押し目買い意欲は強そう~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:配当再投資による需給が意識されやすく、押し目買い意欲は強そう ■中電工、23/3赤字修正 経常損失▲19億円←106億円 ■前場の注目材料:旭化成、NECとデータ秘匿し開発連携、素材向け基盤構築 ■配当再投資による需給が意識されやすく、押し目買い意欲は強そう 29日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。28日の米国市場はNYダウが37ドル安だった。3月の消費者信頼感指数が予想外に上昇したためNYダウは一時プラス圏を回復した。一方、長期金利の上昇を嫌気しハイテクは終日軟調に推移。また、終盤にかけて、一時上昇していた地銀セクターが下落に転じ相場全体を押し下げ、主要株式指数は下落で終了した。シカゴ日経225先物は大阪比60円安の27230円。円相場は1ドル130円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。ただし、金融システム不安がくすぶるなかVIX指数は20.00を下回ってきており、過度な警戒感は和らいだとみられ、相場全体の底堅さは意識されやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで25日線に上値を抑えられたものの、徐々に下値を切り上げてきており、ショートは仕掛けづらいところである。本日は配当権利付き最終日となるが、明日の配当落ちを考慮しても足もとの水準であれば75日線が支持線として機能し、25日線とのレンジ内での推移は維持できそうだ。 また、配当再投資による需給が意識されやすく、押し目買い意欲は強そうである。本日は日経平均の200日線をサポートに25日線との狭いレンジ推移が見込まれるが、短期的には25日線が位置する27600円辺りを試してくる動きも想定しておきたいところだろう。足もとのこう着で配当志向の物色が強まりやすいほか、週末に控えた日経平均入れ替えによるリバランスが意識されるなか、先回り的な動きを狙ったトレードも入りやすいだろう。 また、こう着感の強い相場展開ではあるが、相場全体の底堅さが意識されてきたことから、個人主体による中小型株への物色も活発化しやすい。値動きの荒さは目立ってきているが、IPOの好調などもセンチメントを改善させている。ただし、IPOに資金が集中するなかで他の中小型株には資金がシフトしづらい面もあるため、IPO銘柄に絞った短期的な値幅取り狙いが中心になりそうだ。 ■中電工、23/3赤字修正 経常損失▲19億円←106億円 2023年3月期業績予想の修正を発表。経常損益は106億円の黒字から19億円の赤字に下方修正した。持分法適用会社であるC&Cインベストメントを通じて出資している海外事業投資の収益性が低下する見通しであることから、関係会社株式評価損として56億円を特別損失に計上する見込み。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27518.25、+41.38) ・VIX指数は低下(19.97、-0.63) ・米原油先物は上昇(73.20、+0.39) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・旭化成<3407>NECとデータ秘匿し開発連携、素材向け基盤構築 ・トヨタ<7203>モータースポーツ施設開発の新会社 ・SBSHD<2384>15金融機関から350億円調達、SDGsに貢献 ・イオンモール<8905>マリモに出資、大型集積拠点を共同開発 ・豊田合成<7282>ブラジル拠点拡充、14億円投じエアバッグなど増産 ・オークマ<6103>加工空間広い省スペース5軸MC、世界最高レベルの精度安定性 ・JFE<5411>グループ会社のエンジ、台湾でLNG基地設備受注、300億円 ・シャープ<6753>NTTコノキューとXRデバイスで新会社 ・NESIC<1973>SaaS利用を高速安定化、米社と提携、独占販売権取得 ・住友化学<4005>東大・東工大・理研と連携、「強相関電子材料」共同研究 ・三井化学<4183>大牟田工場のウレタン原料生産を縮小、石化再構築、総仕上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・2月消費者物価指数(前年比予想:+7.2%、1月:+7.4%) 《ST》
関連銘柄 11件
1973 東証プライム
2,535
3/29 15:00
+29(%)
時価総額 378,529百万円
NEC傘下のSI。キャリア向け通信工事やDX関連サービスも。24.3期3Q累計はキャリア向けが足踏み。だが豊富な受注残の消化が順調に進む。受注も製造業、公共向けを中心に拡大。通期増収増益・連続増配を計画。 記:2024/02/08
2384 東証プライム
2,627
3/29 15:00
+45(%)
時価総額 104,339百万円
3PLが柱の物流会社。物流施設の開発・賃貸・販売も。23.12期3Q累計は取扱物量の停滞で物流が足踏み。ただ1Qの不動産流動化が寄与して増益に。期末増配は継続予定。24年1月に横浜市の物流施設を流動化へ。 記:2023/12/12
3407 東証プライム
1,112
3/29 15:00
+5(%)
時価総額 1,550,052百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
4005 東証プライム
338.6
3/29 15:00
+10.3(%)
時価総額 560,674百万円
総合化学大手。農薬や電池材料に強み。サウジ、シンガポールに石化合弁。24.3期上期は世界景気停滞を受けて石化製品や機能材料の需要が振るわず。農薬需要低迷によるメチオニンの採算悪化も利益の重石に。減損特損。 記:2024/01/15
4183 東証プライム
4,331
3/29 15:00
-95(%)
時価総額 886,833百万円
総合化学大手。自動車用部材、半導体・光学材料等を手掛ける。メガネレンズ用材料などで世界トップシェア。在庫調整の影響等でメガネレンズ用材料は販売伸び悩む。24.3期2Q累計は農業化学品の海外販売が堅調。 記:2024/01/15
5411 東証プライム
2,540
3/29 15:00
+41.5(%)
時価総額 1,560,673百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。鉄鋼事業は販売価格の改善やコスト削減等で増益確保。エンジニアリング事業は黒字転換。24.3期3Q累計は増益。 記:2024/02/25
6103 東証プライム
7,119
3/29 15:00
-45(%)
時価総額 240,302百万円
工作機械大手。マシニングセンタやNC旋盤に強み。国内生産にこだわり。日本は価格転嫁や生産の効率化などで2桁増益。産業機械や農業・建設機械等の需要が底堅く、欧州は堅調。24.3期3Q累計は営業増益。 記:2024/03/05
6753 東証プライム
831.3
3/29 15:00
-9.2(%)
時価総額 540,683百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
7203 東証プライム
3,792
3/29 15:00
-14(%)
時価総額 61,866,431百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7282 東証プライム
3,245
3/29 15:00
-75(%)
時価総額 422,080百万円
合成樹脂やゴム製品が主力のトヨタ系自動車部品メーカー。内外装部品やセーフティシステムなどを展開。高分子・LEDの知見を活かした製品開発に強み。日米を中心とした顧客の生産台数増加で、中間期は各利益急伸。 記:2023/12/19
8905 東証プライム
1,792
3/29 15:00
+10(%)
時価総額 407,782百万円
商業施設デベロッパー最大手。イオンのショッピングセンターや商業施設の開発に加え、店舗の賃貸や運営・管理を行う。海外でのモール開発にも実績。今期3Q累計の売上高は過去最高を更新した。国内外ともに増加した。 記:2024/01/31