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前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株の底堅い値動きにより、指数を下支えする可能性~

2023/3/24 8:31 FISCO
*08:31JST 前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株の底堅い値動きにより、指数を下支えする可能性~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:値がさハイテク株の底堅い値動きにより、指数を下支えする可能性 ■西武HD、23/3上方修正 営業利益 210億円←170億円 ■前場の注目材料:東芝、非公開化へ、国内連合の買収提案合意 2兆円規模 ■値がさハイテク株の底堅い値動きにより、指数を下支えする可能性 24日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。23日の米国市場はNYダウが75ドル高だった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて利上げ停止が近いとの期待から買い先行で始まった。その後イエレン米財務長官の下院小委員会での証言を控え一時下落に転じる場面も見られたが、イエレン氏は必要であれば預金保護で追加支援の用意があるとの政府の方針を示すと、安心感が強まり買い戻された。シカゴ日経225先物は大阪比95円安の27025円。円相場は1ドル130円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まろう。日経225先物はナイトセッションで一時27370円まで買われ、25日線を捉える場面も見られたが、前日同様に上値を抑えられる格好だった。その後26930円まで売られたものの、75日、200日線水準で下げ渋る動きを見せて27000円を上回っており、底堅さは意識されそうだ。 また、米国では金融システム不安がくすぶるなか、利上げ停止が近いとの見方からハイテク株への買戻しが見られており、東京市場においても前日に強い値動きが目立っていたハイテク株への資金流入が意識されそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅い値動きにより、指数を下支えする可能性はあるだろう。そのため、押し目狙いのスタンスのなか、日経平均は27500円突破を試す流れのなか、25日線辺りを意識させそうである。 また、全体としては不安定な状況が継続するほか、週末要因もあって積極的な売買は手控えられやすいものの、底堅さが見られるなか個人主体による中小型株への物色は活発だろう。ただし、週末要因から資金の逃げ足は速いと考えられるため、フットワークは軽くしておきたいところだ。そのほか、期末接近において、配当志向の物色が意識されやすいほか、低PBRや高ROE銘柄などへの物色も意識されやすいだろう。 ■西武HD、23/3上方修正 営業利益 210億円←170億円 西武HD<9024>は2023年3月期業績予想の修正を発表。営業収益は4240億円から4270億円、営業利益を170億円から210億円に上方修正した。国内ホテルにおいてインバウンドや国内の旅行需要の回復が想定を上回っている。また、都市交通・沿線事業については、概ね想定通りであるが、経費のコントロールなどにより、利益面では計画を上回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(32105.25、+75.14) ・ナスダック総合指数は上昇(11787.40、+117.44) ・SOX指数は上昇(3174.36、+82.65) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・東芝<6502>非公開化へ、国内連合の買収提案合意 2兆円規模 ・日機装<6376>ベトナムでエアバス「A220」部品量産、年100機分 ・コスモエネHD<5021>3年で4200億円投資、再生エネなど新領域拡大 ・武田薬<4502>大阪に血漿分画製剤の新棟、1000億円投じ生産能力5倍に ・丸紅<8002>米でバイオメタンの製販開始、乳牛排せつ物由来 ・みずほ<8411>インドネシア社に170億円出資、デジタル金融で東南ア深耕 ・ダイキン<6367>米AAP買収、DC向け空調機器拡充 ・電業社<6365>インドでAPI規格の大型ポンプ生産 ・小野薬<4528>米国で自社展開加速、現地開発品25年発売 ・キヤノン<7751>再生医療に参入、大量製造の細胞培養装置を開発 ・日ペHD<4612>水素で抗菌ゼオライト、東大と連携第2弾 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+3.1%、1月:+4.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4528 東証プライム
1,747.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 871,466百万円
1717年創業の医薬品メーカー。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」、慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」などが主要製品。新薬開発に特化。配当性向40%目途。がん・免疫疾患、中枢神経疾患などが重点研究領域。 記:2024/08/26
998.7
11/22 15:30
+4.7(%)
時価総額 2,367,430百万円
1881年創業の塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。ブランド力などが強み。日本では製品値上げの浸透が進む。塗料周辺事業の強化などに取り組む。 記:2024/10/24
6,733
11/22 15:30
+154(%)
時価総額 594,887百万円
コスモ石油、コスモエネルギー開発、コスモ石油マーケティングなどを傘下に収める持株会社。岩谷産業の持分法適用関連会社。再生可能エネルギー事業等も。半導体レジスト用樹脂など機能化学品の収益拡大に注力。 記:2024/08/10
6365 東証スタンダード
3,715
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 17,747百万円
1910年創業のポンプ・送風機メーカー。産業用ポンプ等のポンプ、ファン等の送風機、海水淡水化用エネルギー回収装置等の製造・販売を行う。守谷商会などが主要取引先。グローバル事業領域の拡大などに取り組む。 記:2024/10/12
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6376 東証プライム
997
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 68,968百万円
産業用ポンプ・システム等のインダストリアル事業、血液透析関連製品等のメディカル事業、航空宇宙事業を展開。ジェットエンジンナセル部品「カスケード」で世界トップシェア。産業用ポンプ・システムは収益性回復傾向。 記:2024/07/26
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
3,835
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 9,738,024百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9024 東証プライム
3,328
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 1,076,485百万円
私鉄大手の西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイドなどを傘下に収める持株会社。都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業が柱。25.3期は増収計画。ホテル・レジャー事業における値上げ効果等が寄与へ。 記:2024/07/04