マーケット
4/23 15:15
37,552.16
+113.55
38,503.69
+263.71
暗号資産
FISCO BTC Index
4/24 8:20:47
10,276,586
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

短期筋による先物買いなどで一時節目の27500円目前に【クロージング】

2023/1/25 16:20 FISCO
*16:20JST 短期筋による先物買いなどで一時節目の27500円目前に【クロージング】 25日の日経平均は続伸。95.82円高の27395.01円(出来高概算9億9000万株)で取引を終えた。米国市場は高安まちまちだったものの、米国の景気後退懸念の和らぎや中国のゼロコロナ政策撤廃による景況感の改善への思惑などから短期筋による先物買いが散発的に入った。日経平均は後場取引開始後には27473.90円まで上げ幅を広げ、心理的な節目である27500円目前に迫る場面もあった。しかし、国内主要企業の決算発表前に積極的に買い上がる雰囲気にもつながらず、買い一巡後は27400円前後と日中の高値圏でもみ合っていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、卸売、銀行の2業種を除く31業種が上昇し、鉄鋼、海運、電気ガス、その他製品、繊維製品の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、スズキ<7269>、大日印<7912>、テルモ<4543>がしっかりだった半面、日本電産<6594>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>が軟化した。 前日の米国市場は、この日発表された1月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回った一方、先行きの企業業績への警戒感から売り買いが交錯し、主要株価指数はまちまちで、手掛かり材料には欠けた。一方、前日に日経平均が心理的な節目の27000円を突破したことから、目先の利益を確保する売りが先行して始まった。 また、前日の通期業績予想の下方修正を発表した日本電産が大幅に反落したことも地合い悪化につながった面もあった。半面、日経平均は連日上昇してきただけに買い遅れている向きも多く、押し目を拾う動きが出たほか、午後に入ると、円相場が1ドル=130円台半ばへ円安方向に振れたことが支援要因となり、自動車や機械といった輸出関連株が堅調に推移したこともプラス材料として受け止められたようだ。 日経平均は日中高値圏でのもみ合いとなったが、このところ堅調だった半導体関連株の上昇が一服した一方、前日に値を消した鉄鋼や海運が堅調になるなど、セクターローテーションが効いており、投資家心理は悪くないと言えよう。しかし、国内主要企業の決算が本格化している状況下、企業業績の推移を確認したいと考える向きも多い。加えて、日本電産が通期業績予想を引き下げただけに、他のハイテク関連企業も同様に厳しい決算になる可能性も捨てきれない。決算発表を無事に消化するまでは大きな相場上昇にはつながらないだろう。 《FA》
関連銘柄 8件
2413 東証プライム
1,884
4/23 15:00
+23(%)
時価総額 1,279,108百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4543 東証プライム
2,620
4/23 15:00
+17.5(%)
時価総額 3,905,626百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
19,950
4/23 15:00
+270(%)
時価総額 5,847,624百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6594 東証プライム
6,745
4/23 15:00
-17(%)
時価総額 4,021,936百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6857 東証プライム
5,245
4/23 15:00
-24(%)
時価総額 4,018,556百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7269 東証プライム
1,765
4/23 15:00
+3(%)
時価総額 3,467,494百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7912 東証プライム
4,484
4/23 15:00
+4(%)
時価総額 1,422,504百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8035 東証プライム
32,500
4/23 15:00
+50(%)
時価総額 15,328,073百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24