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前場に注目すべき3つのポイント~リバウンドを期待しつつも、短期的な値幅取り狙いの商いが中心~

2023/1/23 8:51 FISCO
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~リバウンドを期待しつつも、短期的な値幅取り狙いの商いが中心~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:リバウンドを期待しつつも、短期的な値幅取り狙いの商いが中心 ■東製鉄、3Q営業利益 46.2%増 331億円 ■前場の注目材料:三井E&S、東南アで港湾用クレーンの現地生産再開、ベトナム企業に委託 ■リバウンドを期待しつつも、短期的な値幅取り狙いの商いが中心 23日の日本株市場は、米株高の流れを受けてギャップスタートとなろう。20日の米国市場はNYダウが330ドル高だった。タカ派として知られるウォラーFRB理事が次回会合での0.25%の利上げ減速に支持を表明したため、投資家心理改善から買われた。また、動画配信のネットフリックスは四半期決算で、会員数の伸びが予想を上回ったと同時に、共同創業者のヘイスティングCEO退任を発表し8%を超える上昇となったことが、ハイテク株全般への買い安心感につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円高の26915円。円相場は1ドル129円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップアップから始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで26910円まで買われており、18日の日銀の金融政策決定会合の結果を受けた急伸で付けた26920円に接近している。同水準を突破してくるようだと、短期筋が中心ではあるものの、ショートカバーを狙ったロングの動きを強めてくる可能性がありそうだ。日経平均においても再び25日線を上放れてくることから、18日の高値および節目の27000円を意識した動きが期待されてきそうだ。昨年12月の日銀会合後の急落部分を埋めてくる動きも意識されそうであり、押し目買い意欲を強めてきそうだ。 一方で、今週から主要企業の決算発表が本格化する。決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、18日の戻り高値水準の回復によって、いったんは達成感が高まる可能性もあるため、買い一巡後は次第にこう着感を強めてくる可能性はありそうだ。そのため、リバウンドを期待しつつも、短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすく、ネットフリックスの上昇のほか為替市場では1ドル129円50銭台と円安に振れて推移しているため、ハイテク株などには買戻しを狙った動きも。 また、リバウンド機運が高まるなか、マザーズ銘柄など中小型株には個人主体の資金が向かいやすいだろう。また、今週はIPOが1社予定されていることもあり、直近IPO銘柄などへの値幅取り狙いの資金が向かいそうだ。 ■東製鉄、3Q営業利益 46.2%増 331億円 東製鉄<5423>が発表した2023年3月期3Q業績は、売上高が前年同期比42.3%増の2723.05億円、営業利益は同46.2%増の331.91億円だった。10-12月期においては、エネルギーコストの上昇基調は継続したものの、主原料である鉄スクラップ価格が想定を下回ったことや、堅調な国内需要に支えられて、製品出荷単価が想定を上回った。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26553.53、+148.30) ・NYダウは上昇(33375.49、+330.93) ・ナスダック総合指数は上昇(11140.43、+288.17) ・シカゴ日経先物は上昇(26915、大阪比+385) ・1ドル=129.50-60円 ・SOX指数は上昇(2794.69、+84.26) ・VIX指数は低下(19.85、-0.67) ・米原油先物は上昇(81.64、+1.03) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・三井E&S<7003>東南アで港湾用クレーンの現地生産再開、ベトナム企業に委託 ・NEC<6701>量子アニーリングで生産計画立案を効率化、表面実装工程に導入 ・コスモエネHD<5021>コスモHDと旧村上ファンド系、情報戦が激化 ・ACSL<6232>米金融系から35億円調達、ドローン開発・海外展開加速 ・ロイヤルホテル<9713>リーガロイヤル大阪を売却、米不動産投資会社に150億円 ・丸紅<8002>ベトナムのスマートシティー開発にメタバース検討 ・伊藤忠<8001>企業価値向上へ会長CEO直轄新組織、4月設置 ・旭化成<3407>バイオエタノールから多様な基礎原料、27年めど技術確立目指す ・旭化成<3407>火災停止の延岡ベンベルグ工場、生産一部再開へ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 9件
3407 東証プライム
1,091.5
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+14.5(%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
6,733
11/22 15:30
+154(%)
時価総額 594,887百万円
コスモ石油、コスモエネルギー開発、コスモ石油マーケティングなどを傘下に収める持株会社。岩谷産業の持分法適用関連会社。再生可能エネルギー事業等も。半導体レジスト用樹脂など機能化学品の収益拡大に注力。 記:2024/08/10
5423 東証プライム
1,470
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 161,794百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7003 東証プライム
1,555
11/22 15:30
+50(%)
時価総額 160,319百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9713 東証スタンダード
817
11/22 15:22
+3(%)
時価総額 12,503百万円
シティホテル「リーガロイヤル」を運営。ベントール・グリーンオーク・グループと資本業務提携しリーガロイヤルホテル大阪の土地、建物の信託受益権などを譲渡、運営受託契約を締結。インバウンド需要等で客数伸長。 記:2024/08/28