マーケット
4/18 14:20
38,089.19
+127.39
37,753.31
-45.66
暗号資産
FISCO BTC Index
4/18 14:40:45
9,520,097
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米金融引き締めへの警戒和らぎ投資家心理が改善【クロージング】

2023/1/11 16:02 FISCO
*16:02JST 米金融引き締めへの警戒和らぎ投資家心理が改善【クロージング】 11日の日経平均は4営業日続伸。270.44円高の26446.00円(出来高概算10億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で金融引き締め長期化への警戒感が後退し、主要株価指数が上昇したことから投資マインドが改善。この流れを受けて、ハイテク関連株など主力株を中心に買いが先行し、日経平均は前場終盤にかけて26479.99円まで上げ幅を広げた。心理的な節目である26500円回復にあと一歩と迫ったが、12日に発表される米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの見方もあり、買いが一巡した後は模様眺めムードが広がり、日中高値圏でのこう着となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、精密機器、電気機器、鉄鋼、石油石炭など29業種が上昇。一方、空運、パルプ紙など4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、HOYA<7741>が堅調だった半面、第一三共<4568>、エーザイ<4523>、資生堂<4911>、KDDI<9433>が軟化した。 前日の米国市場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で金融政策運営について踏み込んだ発言が出ず、タカ派寄りの発言を警戒していただけに、買い安心感につながった。また、あすのCPIの伸び率が鈍化するとの見立てから、インフレ圧力の後退による利上げペースの鈍化への思惑も加わりグロース株中心に買われた。また、利上げ長期化懸念の後退から世界景気悪化への不安感も和らぎ、素材などの景気敏感株にも買いが波及した。 日経平均は心理的な節目である26500円を目前に足踏みとなった。中国政府は前日、日本の水際対策への報復措置として、中国に行く日本人に対するビザ(査証)の新規発給業務を取りやめると発表。中国との往来が必要なビジネスに支障を来す恐れがあり、中国関連株の上値を圧迫したことが相場全般の頭を抑える形になった。注目の12月の米CPIの総合は前年比6.7%上昇と、11月の7.1%上昇が鈍化すると見込まれている。市場予想通りインフレにピークアウト感が鮮明になってくるのか確認したいうえ、CPIを受けた米国市場の動きも気がかりなようで、次第に様子見ムードが強まる形になった。 《FA》
関連銘柄 9件
4523 東証プライム
5,841
4/18 14:14
-63(%)
時価総額 1,732,248百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4568 東証プライム
4,559
4/18 14:14
+116(%)
時価総額 8,876,528百万円
製薬大手。感染症薬や生活習慣病薬に強み。がん領域を強化中。24.3期上期は抗がん剤「エンハーツ」が売上を牽引。子会社譲渡益剥落も金融収益改善で最終増益に。通期増収増益を計画。下期に特許和解金収入を見込む。 記:2024/01/14
4911 東証プライム
4,069
4/18 14:14
+98(%)
時価総額 1,627,600百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6758 東証プライム
12,760
4/18 14:14
+95(%)
時価総額 16,091,406百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6954 東証プライム
4,341
4/18 14:14
-21(%)
時価総額 4,382,444百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。24.3期2Qはロボット部門が増収。欧米はEV関連向け、一般産業向けともに堅調。 記:2023/12/11
7741 東証プライム
17,810
4/18 14:14
+185(%)
時価総額 6,430,764百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズにも強い。内視鏡を強化中。24.3期上期は眼鏡レンズや白内障眼内レンズが好調。だが半導体関連の在庫調整長期化。HDD関連も冴えず。 記:2024/01/14
8035 東証プライム
36,710
4/18 14:14
-580(%)
時価総額 17,313,647百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,236
4/18 14:14
+16(%)
時価総額 9,760,506百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,000
4/18 14:14
+310(%)
時価総額 13,047,061百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27