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米景気減速への警戒感や円高加速で売り優勢の展開【クロージング】

2022/12/2 16:11 FISCO
*16:11JST 米景気減速への警戒感や円高加速で売り優勢の展開【クロージング】 2日の日経平均は大幅反落。448.18円安の27777.90円(出来高概算13億3000万株)で取引を終えた。米国の景気減速への警戒感や円高加速を背景にリスク回避の売りが幅広い銘柄に優勢となった。日経平均は前場終盤にかけて、27662.12円まで下げ幅を広げた。ただし、11月の米雇用統計の発表を控えているだけに、インフレ動向と米国市場の動きを見定めたいとの見方から次第に模様眺めムードが広がったほか、日銀による上場投資信託(ETF)買い観測が広がったため、売り一巡後は27700円台と日中の安値圏でのもみ合いが続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、33業種すべてが下落し、医薬品、不動産、卸売、精密機器、繊維製品などの下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、花王<4452>、資生堂<4911>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、サイバーエージェント<4751>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、TDK<6762>、オリンパス<7733>が軟調だった。 1日の米国市場では、11月のISM製造業景況指数が49.0と市場予想の49.7を下回り、好不況の分岐点である50を2020年5月以来約2年半ぶりに下回ったことから、景気の減速懸念が台頭。また、円相場が1ドル=135円台へと円高進行が加速していることで、商品投資顧問業者(CTA)などの短期筋による先物売りも下げを拡大させる要因となり、日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。一方、サッカーワールドカップ(W杯)の1次予選で日本が決勝トーナメント進出を決めたことから、サイバーエージェント、ハブ<3030>、ミズノ<8022>といったW杯関連株の一角に個人の投資資金が向かった。 日経平均はほぼ全面安商状となったが、積極的に売り崩す動きは見られなかった。今夜発表の11月の米雇用統計の内容が気掛かりだからだ。非農業部門雇用者数は前月比20万人増(前月は26万1000人増)、失業率は3.7%(前月が3.7%)、平均時給は前年比4.6%増(前月が4.7%増)と予想されている。このため、雇用統計の結果と米国市場の動きを見極めたいと考える投資家が多い。また、来週も11月のISM非製造業景況指数やミシガン大学の消費者信頼感指数などの経済指標の発表が予定されており、これらを確認したいとの見方が強まる可能性がありそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
3030 東証スタンダード
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英国風パブ「HUB」を大都市圏に出店。スポーツイベントによる集客に強み。21年からMIXIの持分法適用会社に。HUB羽田空港第2ターミナル店を新規出店。24.2期3Qは黒字転換。通期利益予想を上方修正。 記:2024/02/04
4452 東証プライム
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トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
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時価総額 9,026,450百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4751 東証プライム
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時価総額 509,465百万円
インターネット広告最大手。「アメブロ」などメディア事業やスマホ向けゲームで成長。インターネットTV「ABEMA」に注力。ゲームは継続的に新規タイトルをリリース予定。主力事業好調で、1Qは営業黒字転換。 記:2024/03/29
4911 東証プライム
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時価総額 1,622,800百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6762 東証プライム
7,078
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時価総額 2,751,728百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,484
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-251(%)
時価総額 4,201,671百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
7733 東証プライム
2,096.5
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-114(%)
時価総額 2,695,873百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8022 東証プライム
7,220
4/19 15:00
-140(%)
時価総額 191,893百万円
スポーツ用品・ウェア大手。野球用品やゴルフ用品、競泳水着に強み。ワークウェアを育成中。日本は堅調。フットボール品、競技スポーツ品などが寄与。24.3期3Q累計は2桁増収増益。通期利益予想を上方修正。 記:2024/02/22
9433 東証プライム
4,252
4/19 15:00
+18(%)
時価総額 9,797,373百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,520
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時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,648
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-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10