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注目銘柄ダイジェスト(前場):ミタチ、SOMPO、CINCなど

2022/11/21 11:51 FISCO
*11:51JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ミタチ、SOMPO、CINCなど ミスミG<9962>:3420円(+115円) 大幅続伸。先週末に発表した10月の月次動向が好感されている。10月売上高は前年同月比8.0%増となり、6カ月連続でのプラス成長。4-10月期累計では同3.5%増となっている。10月は全事業がプラス成長、とりわけ、金型部品事業が伸長している。また、国内売上高は稼働日調整後で前年同月比2%増となり、4月以来のプラス転換を果たしている。この点をポジティブに捉える見方が多いもよう。 アドバンテス<6857>:9110円(+120円) 続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も9000円から11000円に引き上げている。23年にノンメモリWFE市場が大きく調整する中でも、同社のSoCテスタ売上高が安定的に推移する見通しが強まれば、コンセンサスの切り上がりや評価の高まりにつながっていくとみているもよう。23年度の営業利益はコンセンサスを11%上回る水準で予想している。 ベネッセHD<9783>:1999円(-10円) 反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も3000円から2000円に引き下げている。コロナによる生活・学習環境変化で子供の学習意欲が低下していること、大学受験における一般入試利用者の比率が低下していることなど事業環境が厳しくなっていると指摘。これに伴い、業績予想を下方修正するとともに、妥当バリュエーションを引き下げているようだ。 SOMPO<8630>:5570円(-552円) 大幅反落。先週末に発表した7-9月期の決算が売り材料となっている。上半期純損益は200億円の赤字で、前年同期比1508億円の損益悪化となっている。また、通期純利益予想は従来の1600億円から800億円にまで下方修正、損保ジャパンにおいて、自然災害、コロナ感染症の拡大、自動車交通量回復などによる発生保険金などが想定を上回る見込みとなったもよう。同日に決算を発表した他の損保2社と比較しても下げが目立つ。 ミタチ<3321>:1152円(+129円) 大幅続伸。先週末に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の14億円から16.5億円、前年同期比61.1%増に、通期では20億円から22億円、前期比9.0%増に引き上げ。新規顧客の開拓、コスト抑制や効率化の継続などが業績上振れの背景に。また、業績の上振れに伴って、年間配当金も従来計画の30円から55円にまで引き上げ。増配幅の大きさがインパクトにも。 Waqoo<4937>:1036円 カ - ストップ高買い気配。医療法人のマーケティングコンサルティングを手掛けるSBCメディカルグループ(横浜市)と業務提携契約を締結し、新たな事業を開始すると発表している。医療機関からの「血液由来加工・脂肪由来幹細胞加工」受託サービスを全国的に展開する。同グループはWaqooの筆頭株主である相川佳之氏が代表を務めており、医療美容分野で8月に業務提携契約を締結済み。今回の提携で協業範囲を再生医療分野にも拡大させる。 HENNGE<4475>:1015円(+59円) 大幅に6日ぶり反発。25万株(3.5億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.77%。取得期間は21日から30日まで。HENNGEは譲渡制限付株式報酬制度や税制適格ストック・オプション(新株予約権)制度の導入を決定済みだが、可能な限り自社株を取得・処分する方式で株式を交付することが株式価値の希薄化の回避やキャピタルアロケーションの観点から適当であると判断したという。 CINC<4378>:1563円(+138円) 大幅に続伸。22年10月期の営業利益予想を従来の2.39億円から2.92億円(前期実績2.02億円)に上方修正している。アナリティクス事業の受注増で外注費が増加したため。コスト改善で販管費が抑制されたことなども利益を押し上げる見通し。CINC株は16日に直近高値(1487円)を付けた後は下落していたため、押し目買いの好機と見た向きの投資資金も入っているとみられる。 《ST》
関連銘柄 8件
3321 東証スタンダード
1,130
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 9,000百万円
電子デバイス専門のエレクトロニクス商社。取り扱いメーカーは700社超。自動車分野が主要取引先。自社ブランド開発なども。愛知県名古屋市に本社。モビリティ分野の取り組みを強化。27.5期売上1000億円目標。 記:2024/10/24
4378 東証グロース
684
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 2,300百万円
マーケティングの調査・分析・運用ツール「Keywordmap」の提供等を行う。マーケティングコンサル等のアナリティクス事業も手掛ける。ソリューション事業は営業体制強化により、新規案件の獲得が回復傾向。 記:2024/10/25
4475 東証グロース
1,462
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 47,516百万円
クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」が主力。標的型攻撃メール訓練サービスやメール配信サービスも。HENNGE Oneは新規獲得順調。契約企業数は2700社超。契約ユーザー数は246万人超。 記:2024/06/25
4937 東証グロース
1,299
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 4,701百万円
スキンケアブランド「HADA NATURE」などの企画開発、販売等を行うD2C事業が主力。血液由来加工受託サービス等も。SBCメディカルグループと提携。薬用炭酸ヘッドスパ育毛剤「sodatel」を育成。 記:2024/09/02
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8630 東証プライム
3,863
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 1,275,408百万円
大手損害保険会社の損害保険ジャパンを中核とする持株会社。セゾン自動車火災保険、SOMPOひまわり生命保険、SOMPOケアなども傘下に持つ。自動車保険が主力。海外保険事業では地域、事業領域の拡大を図る。 記:2024/08/30
2,592
5/16 15:00
+1(%)
時価総額 265,952百万円
通信教育講座で国内首位。老人ホームでも国内首位級。学習塾なども。昨年11月に欧州の投資ファンドと組んでMBOを行うと発表。3月にMBOの一貫として実施したTOBが成立し、同社株は5月17日付で上場廃止に。 記:2024/04/11
9962 東証プライム
2,526
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 719,875百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04