マーケット
4/24 13:55
38,402.82
+850.66
38,503.69
+263.71
暗号資産
FISCO BTC Index
4/24 14:15:03
10,368,933
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米利上げ長期化を警戒し売り優勢も27000円処での底堅さが見られる【クロージング】

2022/11/4 16:06 FISCO
*16:06JST 米利上げ長期化を警戒し売り優勢も27000円処での底堅さが見られる【クロージング】 4日の日経平均は大幅続落。463.65円安の27199.74円(出来高概算16億3000万株)で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は政策金利の終着点(ターミナルレート)がFRBの従来予想より高くなる可能性を示唆し、早期利上げ停止も否定したことで、金融引き締め長期化への警戒感から売られた流れを引き継ぐ格好から、主力株中心に幅広い銘柄に売りが先行。日経平均は前場終盤にかけて一時27032.02円まで下押し、27000円割れ目前に迫る場面もあった。ただし、米雇用統計の結果を見定めたいとの見方も多く、売り一巡後は様子見ムードが広がり、27100円台で推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、空運、非鉄金属、卸売、銀行の4業種が上昇。一方、ガラス土石、水産農林、精密機器、海運、金属製品など28業種が下落し、鉱業が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、住友商<8053>、コナミG<9766>、豊田通商<8015>、三井物<8031>、コニカミノルタ<4902>がしっかりだった半面、KDDI<9433>、エムスリー<2413>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>が軟調だった。 米国金利の先高感が強まったため、このところ上げが目立っていた半導体関連やグロース(成長)株などを中心に利益確定売りが優勢となった。また、FOMC後に株価が戻りを試すと当て込んでいたヘッジファンドなどの投機筋による先物売りも散見され、日経平均は一時600円を超える下げ幅を記録した。ただし、香港株などを始めアジア市場が堅調に推移しているため、米国発の株安連鎖への警戒感が和らぎ、ややの値ごろ買いなどが入り、下げ渋っていた。 FOMCは結果的にタカ派路線となったが、12月のFOMCまでにはたくさんの経済指標が控えており、インフレ動向に再び視線が集まりそうだ。まず、10月の米雇用統計が発表される。一方、国内では来週、太陽誘電<6976>、三菱商<8058>、SUMCO<3436>、INPEX<1605>、東エレク<8035>など主要企業の決算発表が予定されている。足元では、全産業の経常利益は2ケタ増益を確保しており、企業業績は堅調だ。このため、決算を手掛かりにした個別物色の流れに変化はないだろう。 《FA》
関連銘柄 14件
1605 東証プライム
2,433
4/24 13:49
+37.5(%)
時価総額 3,373,761百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
2413 東証プライム
1,914
4/24 13:49
+30(%)
時価総額 1,299,476百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
3436 東証プライム
2,346.5
4/24 13:49
+66.5(%)
時価総額 821,686百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4543 東証プライム
2,674
4/24 13:48
+54(%)
時価総額 3,986,124百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4902 東証プライム
532.9
4/24 13:49
-4.6(%)
時価総額 267,870百万円
大手複合機メーカー。情報機器に加え、印刷機、電子材料、光学製品、感光材料、照明、計測機器、医療機器などを製造、販売する。今期3Q累計はオフィス機器や機能材料が増加した。生産や物流のコスト削減も寄与した。 記:2024/02/24
6976 東証プライム
3,604
4/24 13:49
+104(%)
時価総額 469,306百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
8015 東証プライム
9,827
4/24 13:48
+323(%)
時価総額 3,479,318百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
8031 東証プライム
7,537
4/24 13:49
+241(%)
時価総額 12,002,424百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
34,640
4/24 13:49
+2,140(%)
時価総額 16,337,367百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8053 東証プライム
3,916
4/24 13:49
+114(%)
時価総額 4,901,156百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
8058 東証プライム
3,556
4/24 13:49
+60(%)
時価総額 15,335,186百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,349
4/24 13:49
-36(%)
時価総額 10,020,879百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9766 東証プライム
9,466
4/24 13:49
+179(%)
時価総額 1,358,371百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10
9984 東証プライム
7,746
4/24 13:49
+228(%)
時価総額 13,346,002百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10